2011年9月5日:パート2

 間もなく午後5時。 議員会館事務所でパソコンの電源を入れた。 たった今、昨日まで(?)日本経済新聞社の参院担当だった記者と電話で話した。 今日の日経新聞朝刊の2面に掲載された囲み記事の内容について、1つだけ、クレームしたいことがあったからだ。 「あの記事、00さんが書いたんですか?」「いや、自分を含めて、2、3人で取材して書いたんです。」「そうだとしたら、らしくないなあ。だって、事実と違う部分がありますよ!」

 囲み記事のタイトルは、「自民、揺れる執行部人事」というもの。 「参院では大派閥の間で中曽根弘文参院議員の会長体制への不満が高まり、小坂憲次参院幹事長の交代論が消えない。衆院も月内に任期を迎える3役人事を巡り、ベテラン勢を中心に一部交代論がくすぶる」という文章で始まるこの記事の中に、次のような一節がある。

 「中曽根氏を除く参院執行部の任期は1年だが、参院自民党は議員会長任期の3年間は体制を変えない例が多かった。中曽根氏も8月末の特別総会で一任を取りつけ『小坂幹事長、脇国会対策委員長、山本政審会長』を続投させる考えだった。」

 記事はこう続く。 「しかし、(昨年の参院議員会長選挙で敗れた)3派議員等は一任を取らせないよう『署名活動で50人近く集めた』(関係議員)など、多数派工作を展開。特別総会は『民主党が新体制なら我々も新体制で望むべきだ』(額賀派の二之湯智氏)などの意見が相次ぎ、一任を見送った。」

 問題は上記の部分だ。 この書き方だと、二之湯参院議員が特別総会で「民主党が新体制なのだから、我々も新体制にしろ!」と発言したことになっている。 が、しかし、二之湯氏は、特別総会でひと言も(マイクを握って)発言していない。 二之湯議員がどんな考え方を持っているのかは分からないが、こんな事実と違うことを書かれたら、本人だって迷惑だと思う。

 それより何より、あの総会で「誰が何を言ったのか?」は、今後、極めて重要な意味を持つ。 そうじゃなかったら、こんな小さいことを、いちいちブログで取り上げたりしない。 誰かに言われて(裏も取らずに)書いたとしたら、記者としての資質を疑う。 どこかの長老議員(?)に吹き込まれたなどとは思わないが、ちゃんと取材をしてから書いて欲しい。 報道する側も、報道される側も真剣勝負でしょう?! 日経新聞の社会的影響力は大きいのだ。 

追伸:二之湯智参院議員と言えば、「自民党総合エネルギー政策特命委員会」で取り纏めた「再生可能エネルギー法案」の議論に、最初から最後まで足を運んでくれた。 京都市議会議員を5期連続で務め、市議会議長までやった実力者だ。 10月には、自民党京都府連(二之湯府連会長)の要請で、京都まで講演に行く。 二之湯さん、京都での食事、楽しみにしています!(ニッコリ)   


直滑降レポートを応援していただける方は、blogランキングへ

山本一太オリジナル曲「マルガリータ」「素顔のエンジェル」無料配信中!