２０１１年８月３０日
午前６時。 東京の部屋。 熱いミルクティーを片手に、パソコンのキーボードを動かしている。
今日は会議の火曜日。 午前８時から全議員・選挙区支部長懇談会、午前９時３０分から役員会、午前１１時の総務会、昼の参院自民党執行部会と続く。 昼１２時３０分から両院議員総会、午後１時３０分からは参院本会議がある。
参院本会議終了後に「参院自民党特別総会」もセットされている。 特別総会の議題は、決算報告と参院自民党役員人事だ。 中曽根弘文議員会長が、任期１年の参院幹部（幹事長、政審会長、国対委員長）の人事案を示し、了承を求める。 中曽根会長は、現在の執行部を続投させたい考えだ。 マスコミ報道によると、執行部の刷新（？）を求める声もあるらしい。 そうだとすると、賛否両論の意見が出る可能性が高い。 全員の前で、個々の議員が堂々と持論を展開したらいい！
オープンな場で、自由に発言してもらうのが、中曽根体制のスタイルだ。 過去には一度も行われていなかった「自由討議の議員総会」も、７回に渡って実施して来た。 中曽根会長は（いつものように）あらゆる発言に真摯に耳を傾け、それを踏まえて対応を決めるつもりだろう。
個人的には、こういう流れになってよかったと考えている。 「中曽根会長が某ベテラン政治家や派閥の長老に人事問題で恫喝されている（？）」かのような新聞報道や週刊誌の記事を鵜呑みにするようなことはしない。 俄には信じ難い話だ。（笑） が、仮に事実だとしても、役員人事に不満を持つ派閥の実力者（？）に脅かされて「水面下で事前に談合する」などという構図は絶対にあってはならない！ それこそ、古い自民党への「先祖帰り」だ。 だいいち、「参院自民党を変える」（＝脱派閥、脱長老支配）と宣言して選ばれた中曽根議員会長が、そんなことをするはずがないではないか！（断言）
当選回数や役職の有無に関わらず、１人１人が選挙で選ばれた「国民の代表」なのだ。 それぞれ、政治家として「譲れない信念」もある。 激しい議論になっても、一向に構わないと思う。 ただし、見解は異なっても、全員が大事な同志だ。 最後はちゃんと結束しないと、民主党政権とは戦えない。 それより何より、国民から笑われてしまう。 「なあんだ。こんな重要な局面で内輪もめばかりやって、自民党も民主党と同じじゃないか！」と。
自分は、執行部の一員だ。 いわば「まな板の鯉」だけに、発言はしない。 執行部会のメンバーも同様の立場だと思う。 が、次の２つのことだけは、お願いしておきたい。
ひとつは、参院自民党のリーダーである中曽根議員会長に対して「最低限の敬意」を払ってもらいたいということ。 仮にも、参院議員を２５年務め、外相と文科相を歴任したミスター参議院だ。 執行部批判はちっとも構わないが、会長本人を罵倒するようなことは（そんな議員がいるとは思えないが）慎んで欲しい。 ２つ目は、意見があったら、「野次」ではなく、理路整然とした「発言」をしてもらいたいということだ。
参院担当の記者や同僚議員から、「ここらへんの人々が、こんな理由で不満を持ち、こんなことを言い、こんな動きをしようとしている」という情報は伝わって来る。 が、全て伝聞だ。 その意味で言うと、今日の議員総会は、参院自民党所属議員の意見を聴く「最初の機会」だ。
午後の特別総会で、誰が、どんな表情で、何を言うのか？ 全身全霊で一言一句漏らさずキャッチし、山本一太の「心の記憶版」に刻み込む。 役員続投に異論を唱える人々が、「今の執行部のどこに問題があると考えているのか」をちゃんと聴きたい。 その理由を、正確に把握しなければならない。
追伸：
１．参議院議員になって１６年。 参院自民党にこれほど「多士済々の人材」が集まったことは一度もない。 昨年の議員会長選挙で２つの陣営に分かれたとはいえ、同じ政党に属し、同じ理念と目的を共有しているはずの大事な仲間たちだ。 その中に、今の執行部の方針に大きな不満（？）を抱いている人々がいる。 それを考えると、本当に申し訳ない気持ちになる。 同僚議員に対しても、中曽根議員会長に対しても．．．。
あーあ、国会論戦でも、幹事長室と政審と国対と現場の委員会が協力して、皆で成果を上げて来たつもりだったんだけどなあ。 政審会長も（能力が足りないことは自覚しているが）、一生懸命、やって来たんだけどなあ。 やっぱり、大切な１人１人に対する気配りが足りなかったかなあ。 もともと「欠点だらけの人間」だからなあ。（ため息）
２．昨日の午後、議員会館の廊下で、吉田博美参院議員とすれ違った。（何しろ、部屋が隣ですから。） 短く言葉を交わした。 政治家としての立場と人間関係は別だ。 でも、ちょっぴり辛かった。
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午前６時。 東京の部屋。 熱いミルクティーを片手に、パソコンのキーボードを動かしている。
今日は会議の火曜日。 午前８時から全議員・選挙区支部長懇談会、午前９時３０分から役員会、午前１１時の総務会、昼の参院自民党執行部会と続く。 昼１２時３０分から両院議員総会、午後１時３０分からは参院本会議がある。
参院本会議終了後に「参院自民党特別総会」もセットされている。 特別総会の議題は、決算報告と参院自民党役員人事だ。 中曽根弘文議員会長が、任期１年の参院幹部（幹事長、政審会長、国対委員長）の人事案を示し、了承を求める。 中曽根会長は、現在の執行部を続投させたい考えだ。 マスコミ報道によると、執行部の刷新（？）を求める声もあるらしい。 そうだとすると、賛否両論の意見が出る可能性が高い。 全員の前で、個々の議員が堂々と持論を展開したらいい！
オープンな場で、自由に発言してもらうのが、中曽根体制のスタイルだ。 過去には一度も行われていなかった「自由討議の議員総会」も、７回に渡って実施して来た。 中曽根会長は（いつものように）あらゆる発言に真摯に耳を傾け、それを踏まえて対応を決めるつもりだろう。
個人的には、こういう流れになってよかったと考えている。 「中曽根会長が某ベテラン政治家や派閥の長老に人事問題で恫喝されている（？）」かのような新聞報道や週刊誌の記事を鵜呑みにするようなことはしない。 俄には信じ難い話だ。（笑） が、仮に事実だとしても、役員人事に不満を持つ派閥の実力者（？）に脅かされて「水面下で事前に談合する」などという構図は絶対にあってはならない！ それこそ、古い自民党への「先祖帰り」だ。 だいいち、「参院自民党を変える」（＝脱派閥、脱長老支配）と宣言して選ばれた中曽根議員会長が、そんなことをするはずがないではないか！（断言）
当選回数や役職の有無に関わらず、１人１人が選挙で選ばれた「国民の代表」なのだ。 それぞれ、政治家として「譲れない信念」もある。 激しい議論になっても、一向に構わないと思う。 ただし、見解は異なっても、全員が大事な同志だ。 最後はちゃんと結束しないと、民主党政権とは戦えない。 それより何より、国民から笑われてしまう。 「なあんだ。こんな重要な局面で内輪もめばかりやって、自民党も民主党と同じじゃないか！」と。
自分は、執行部の一員だ。 いわば「まな板の鯉」だけに、発言はしない。 執行部会のメンバーも同様の立場だと思う。 が、次の２つのことだけは、お願いしておきたい。
ひとつは、参院自民党のリーダーである中曽根議員会長に対して「最低限の敬意」を払ってもらいたいということ。 仮にも、参院議員を２５年務め、外相と文科相を歴任したミスター参議院だ。 執行部批判はちっとも構わないが、会長本人を罵倒するようなことは（そんな議員がいるとは思えないが）慎んで欲しい。 ２つ目は、意見があったら、「野次」ではなく、理路整然とした「発言」をしてもらいたいということだ。
参院担当の記者や同僚議員から、「ここらへんの人々が、こんな理由で不満を持ち、こんなことを言い、こんな動きをしようとしている」という情報は伝わって来る。 が、全て伝聞だ。 その意味で言うと、今日の議員総会は、参院自民党所属議員の意見を聴く「最初の機会」だ。
午後の特別総会で、誰が、どんな表情で、何を言うのか？ 全身全霊で一言一句漏らさずキャッチし、山本一太の「心の記憶版」に刻み込む。 役員続投に異論を唱える人々が、「今の執行部のどこに問題があると考えているのか」をちゃんと聴きたい。 その理由を、正確に把握しなければならない。
追伸：
１．参議院議員になって１６年。 参院自民党にこれほど「多士済々の人材」が集まったことは一度もない。 昨年の議員会長選挙で２つの陣営に分かれたとはいえ、同じ政党に属し、同じ理念と目的を共有しているはずの大事な仲間たちだ。 その中に、今の執行部の方針に大きな不満（？）を抱いている人々がいる。 それを考えると、本当に申し訳ない気持ちになる。 同僚議員に対しても、中曽根議員会長に対しても．．．。
あーあ、国会論戦でも、幹事長室と政審と国対と現場の委員会が協力して、皆で成果を上げて来たつもりだったんだけどなあ。 政審会長も（能力が足りないことは自覚しているが）、一生懸命、やって来たんだけどなあ。 やっぱり、大切な１人１人に対する気配りが足りなかったかなあ。 もともと「欠点だらけの人間」だからなあ。（ため息）
２．昨日の午後、議員会館の廊下で、吉田博美参院議員とすれ違った。（何しろ、部屋が隣ですから。） 短く言葉を交わした。 政治家としての立場と人間関係は別だ。 でも、ちょっぴり辛かった。
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