2011年8月22日:パート2

 午後6時半過ぎ。 新幹線で東京に向かっている。 親しくしている高崎の若手経営者のご母堂が亡くなった。 午後6時からのお通夜に参列した。 数ヶ月前に病院にお見舞いに行った時は、とても元気そうだったのに...。 「いつも、テレビで見て応援してるんだよ!日本のために頑張ってもらわないとねー!」と気合いを入れられた。 上州の肝っ玉母さんという感じの魅力的な方だった。 ご冥福をお祈りします。 合掌。 

 さて、本日午後1時からの参院本会議が終わったのは、午後3時過ぎ。 終了後に、院内のいつもの場所で「政策審議会長・定例記者会見」をやった。 集まったマスコミは18社。 「大連立には断固、反対する!最新の共同通信の世論調査でも、大連立に賛成は20%弱。部分連合(閣外協力)でいいという人が7割近くに達している。これが国民の気持ちだ。震災対策には協力しつつ、野党として是々非々でやるのが筋だ!」と強調した。

 続けて、民主党の代表選挙に言及。 現時点で立候補が取り沙汰されている6人の政治家についても、勝手な意見を言わせてもらった。 

 前原誠司前外相は、つい半年前に外国人からの違法献金問題で外相を辞任したばかり。 今回はやめたほうがいい、と。 野田佳彦総理は、財務省のロボットになる可能性がある。 加えて、野田氏の財政政策以外のビジョンは不明だ、と。 馬淵澄夫氏の出番は5~10年後ではないか、とも。 樽床伸二前国対委員長は、(人間力はあるものの)政務官も経験していない。 本当に総理になると思っている人はいないと指摘。 鹿野道彦氏は古い自民党の古い顔。 鹿野総理になったら、民主党支持者は、益々、「何のための政権交代だったのか」と思うだろう、と。 海江田大臣は、与謝野大臣よりずっといい。 でも、泣き虫だからダメだ...等々。 

 記者たちの質問に答えるうちに、次々に言葉が溢れて来た。 「6人のうち、誰が次の総理になっても不安だ。多くの国民がそう感じているのではないか。総理というイメージが湧いて来ない!」「今の候補者の中に、参院の厳しい耐久テストに耐えられる総理がいるだろうか?!」「誰が首相になっても党内はまとまらず、短命に終わる気がする。民主党には政策決定メカニズムというものがないからだ。」「脱マニフェスト、脱小沢が出来ない限り、民主党政権はけっして国民の支持を得られない!」

追伸:記者会見の終わった後、ある記者がスゴく面白いことを聞いてきた。 「一太さん、前原さんは世論の人気が高いですよね。もし彼が総理になれば、最初は内閣支持率が跳ね上がると思うんですね。その直後に解散総選挙を打つという展開になったら、どうするんですか?」と。 即答した。 「それは、自民党にとって望むところだと思う。ぜひ、やってもらいたいですね!」と。 

 あ、間もなく東京駅のアナウンス。 この件については、次回のブログでもう少し詳しく書く。


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