2011年8月20日:パート3

 午後7時過ぎ。 熊谷駅で東京行きの列車に飛び乗った。 さっそく、前回のブログの続きを書く。

 1956年の日米合同委員会の合意において、米軍人・軍属の職場と自宅の間の通勤が「公務」であると定義された。 問題は、この合意の中に、「出席を要求されている公の催事なら、飲酒後に帰宅する行為も『公務』と規定される」という趣旨の条文が含まれていることだ。 

 この問題については、日本政府も、数年前から(?)米国政府に対して「見直し」(=例外規定の削除)を求め、協議をしているようだ。 外務省の説明によれば、実際には「公的行事の後の飲酒運転が公務と見なされた事例は過去に一度もなく、死文化している」とのこと。 この点については、松本外務大臣も、「社会通年上認められず、過去にさかのぼっても運用されたことはない。死文化している」と答弁している。 外務省の役人も、「米国側も同じ認識。理解は得られるはず」みたいなことを言う。

 にもかかわらず、米国側は見直しに慎重だ。 死文化している条文の削除を了承していない。 軍事的な取り決めだけに、欧州や韓国との地位協定への影響を考えているのかもしれない。 が、今の時代に、こんなバカバカしい取り決めがあること自体、信じられない!!

 日本政府(外務省)は、引き続き、この条文の削除を米国側に強く求めていくべきだ。 参院自民党(政策審議会)としても、この問題についての島尻安伊子氏のイニシャティブ(発信)を、全面的にサポートしていく。

 島尻さん! どんな政権が出来るのかをしっかり見極めた上で、私が、条文の見直しや被害者家族への通知義務等に関する政策審議会の決議文(=要請文)を取り纏めます。 新しい外務大臣、そしてルース駐日米国大使に、直接、手渡しに行きましょう。

 普天間基地問題をめぐる政府と沖縄側との話し合いは、全く進展がない状態だ。 新総理には、せめてこのくらいの協議はさっさとまとめ、沖縄との信頼関係を再構築するためのキッカケにして欲しい!!

 あ、間もなく東京のアナウンス。 ブログの掲載は家でやろっと。


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