2011年8月18日

 昨日行われた「10役会議」における他の役員の発言については、(いろいろ報道されているが)特に触れない。 自分が言ったことだけ書く。 2回に渡って、次のような趣旨の発言をした。

 「大震災の後、菅総理が谷垣総裁に対して、真摯に、かつ手続きを踏んで正面から自民党との連立を求めて来ていたとしたら、確かに断りにくかったかもしれません。そうなったら、私自身も「連立を蹴る」理由を探すのは難しかった気がします。あの危機的状況の中で、皆、同じ気持ちだったと思います。」 ひと息ついて、続けた。

 「でも、その後の菅政権(=民主党)の対応が(あらゆる意味で)あまりに酷すぎて、この政権、政党とは組みようがないというのが今の党全体の認識ではないでしょうか。(政権交代の原動力になったマニフェストがウソだったのだから)私は、解散総選挙をやらないままの大連立などというものは、あってはならないと思います。谷垣総裁も明言しているとおり、自民党は震災対策には協力するというスタンスですから、新しい内閣との距離感は難しい面もある。でも、閣外協力(部分連合)で必要な協力は十分出来ます。実際、世論調査でも、連立より閣外協力を望む声のほうが大きいという結果が出ています!」

 出席した幹部から、様々な意見が出た。 会議終了間際にもう一度、こう発言した。

「しつこいようですが、もう一度、言わせていただきます。私は総選挙なき大連立には反対です!野田財務大臣が総理に選ばれる可能性が高いと思いますが、内閣総理大臣は日本のリーダーなのですから、政策や理念を国会(国民の前)で厳しく質されるのは当然だと思います。たとえば、野田氏は財務官僚を本当に掌握しているのか、それとも財務省にコントロールされているだけなのか、そこはよく分かりません。税と社会保障、外交・安保、教育問題等についての考え方も、まだ聞いたことがありません!」

 次のように発言を締めくくった。 「仮に参院での厳しい追及を逃れるために大連立などと言っているとしたら、あまりに虫のいい話です。野党は国会審議を通じて、政権の問題点を追及する。総理はそうした攻撃を乗り越えて、政権を運営し、政策を実現する。これが民主主義のルールです!総裁、私の意見もぜひ、心のどこかに置いておいてください!!」


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