2011年7月24日:パート3

 午後7時過ぎ。 新幹線で東京に向かっている。 列車の中で、ちらし弁当とサラダの夕食を済ませた。(ふう) 帰宅したら、すぐに食後のヨーグルトを食べよう。 早めに腹筋と背筋をやって、30分、走る。

 ここからは、宮澤洋一参院議員と一緒に執筆を進めている本の話。 昨年8月、参院自民党の政策審議会長になって初めて立ち上げたプロジェクトチームが、「日本のグランドデザインを考えるPT」だった。 30年後、40年後の国家モデルを議論しようという参院らしいPTだった。 

 座長は、政審副会長の1人である宮澤洋一氏にお願いした。 宮澤座長が自らの豊富な人脈を駆使して、毎回、一流の経済人や学者をゲスト講師に招いた。 10回ほど(?)のセッションを積み重ね、日本の未来図を語り合った。

 数ヶ月前、宮澤氏が議員会館の部屋を訪ねて来た。 「東日本大震災からの復興をどう進めていくのかが、政治に課せられた最大の使命だ。グランドデザインPTの議論も踏まえた上で、震災後の復興ビジョンを世の中に発信したい。そのための本を2人で書かないか?」という話だった。

 宮澤洋一氏は財務省出身。 経済、財政分野では、自民党を代表する政策スペシャリストの1人だ。 復興基本法をめぐる自民・民主の政調会長会議には、法案の実務協議者として参加した。 基本法案の「生みの親」と言っても過言ではない。 が、シンプルな疑問が沸いた。 「なぜ、共著の相手に自分を選んだのだろう?」と。 そこで、宮澤氏にこう尋ねた。

 「宮澤さんは、政策の知識も私よりずっと豊富だし、一緒に本を書けるなんて、それだけで勉強になります。声をかけてもらったのはスゴく嬉しい。でも、参院にだって、私より政策の出来る人は大勢いるでしょう?どうして、私との共著にしたいんですか?」 宮澤氏は、ニヤッとしながら言った。

 「いや、一太さんは、私にない発信力がある。私の妻が『直滑降ブログ』を読んでるくらいですから、ね。(笑)政策を丹念にやって来た宮澤と切れ味のいい改革派の山本一太という対照的な組み合わせ。これがいいと思うんですよ!」 ふうむ。 「知性」と「本能」の合体ということか。(笑X2)

 そこは、緻密で、超インテリの宮澤氏のこと。 いろいろ、深い考えがあるのかもしれない。 が、こちらからお願いして政審チームに加わってもらった宮澤議員が、「あなたは私にないものを持っている」と言ってくれたことが、素直に嬉しかった。 「私にないものを持ってるのは、宮澤さんでしょう」と思いながら、返事をした。 「分かりました。ぜひ、やらせてください!足を引っ張らないように、頑張ります!」

 あ、もう東京駅か。 次回のブログに続く。

追伸:宮澤・山本の共著による本は、8月末か9月にも発売出来るだろう。 政治の流れを見ながら、発売のタイミングを決めたい。

  
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