2011年7月22日:パート2

 政治は「権力闘争」だ。 自分は、このシンプルな事実を、ただの一度も忘れたことはない! 対決したり、反発されたりするのが嫌なら、最初から政治家になんてなるべきではない!

 政治は「感情の生き物」だ。 生身の人間が作るドラマなのだから、当然だ。 理屈や理論だけでは動かない。 「政局や政策の勝負に負けて悔しい!」とか、「アイツはどうも気に食わない!」とか、そんな理由で敵対したり、足を引っ張ろうとする人々もいる。(笑) え? そういう不条理があるからこそ、様々なプレーヤーがせめぎ合っているからこそ、人間的で面白いのだ。(ニッコリ)

 政治は「妥協の芸術」だ。 丸く収める知恵や努力は必要だが、分かりにくい密約や裏取引は絶対にやめたほうがいい! 最後は堂々と対決して、決着をつければいいのだ。 勝てば先に進むし、負ければ退く。 それだけのことだ。 ただし、相手が卑怯な手を使ったり、理屈に合わないやり方で攻めて来た時は、(あらゆる手段を駆使して)猛烈に反撃する!! 我ながら、何て分かりやすいルールだろう。(笑X2)

 参院自民党は、長年に渡って「派閥談合と長老支配」のシステムに慣らされて来た。 だからこそ、多くの人々が「ゲームのルールが変わった」ことに気がついていない。 たとえば、派閥に籍を置いている新人議員や若手議員たちは、いざとなったら「派閥」になんか縛られない! 彼らは、「派閥に属しているメリット」なんてほとんど感じていないもの。 

 さらに言うと、先輩議員からおカネをもらったり、ご馳走してもらったからといって、誰かの「子分」になったりもしない。 一人一人が「独立自尊」の存在だ。 それぞれの価値観で物事を判断し、行動する。 だいいち、前回の総裁選挙では、ほとんどの派閥が「統一候補」を立てられなかったではないか!! 

 昔の永田町とは違う。 政治家が子飼の記者(?)に記事を書かせたり、口コミで情報を流したりしても、「ネットの伝播力」(視聴率の高いブログやツィッターのつぶやき)の前にはなす術もない!(ガクッ) 閉ざされた組織の中で、誰かを恫喝したり、懐柔したり、根回しをして流れを作っていくようなやり方も通用しない。 個々の政治家が「情報公開の手段」を手にしてしまった(=外部との壁が壊れてしまった)状況下においては、どんな動きも外部の目(世論の目)に晒される。 

 中曽根・参院自民党の最大の強みは「オープンなこと」だ。 「株主総会」ではないが(笑)、執行部としての政策も、人事の方針も、全て明らかにしたらいいと思う。 ルールに従って(公開の場で)全員の意見を聞き、それを踏まえて決定する。 「与野党を見回しても、ここまで民主的で開かれた組織はない!古い自民党のイメージとは全く違う!」 そう言われる「未知の領域」まで、突き抜けていけばいいのだ。 いや、それが「初めての選挙」で選ばれた中曽根議員会長の使命ではないだろうか? 怯むことも、恐れることも何もない!! 不条理で不透明な行動をする議員は、国民から厳しい評価を受ける! 次の選挙にも必ず影響する!! こんなちっぽけなブログでも、「外部との遮断壁」に穴を開けるくらいのことは十分に出来る!!(断言) 

追伸:いったん開いたら、2度と元には戻れない! 


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