2011年6月27日:パート8

 午後10時30分。 たった今、朝日新聞の参院担当記者と携帯で話をした。 明るい性格で、フットワークも軽い。 時々、情報交換しているが、取材力もある。 優秀なマスコミ人だ。

 先日、このひとから、「自民党総合エネルギー政策特命委員長として、党の方針をどうまとめていくのか?そのことについて、どこかで一度、話を聞かせてもらえませんか?」と頼まれた。 「このインタビュー記事(?)が企画として成立すれば、サブキャップと一緒に取材に行く」とも。

 夕方、議員会館事務所で、2人の取材を受けた。 録音テープが回る前に、「微妙な話なので、記事になる場合は、事前に内容をチェックさせて欲しい」と言っておいた。 頭脳明晰なサブキャップは、答えにくい質問(=鋭い突っ込み)を連発していた。 自分としては、可能な限り、本音を話したつもりだ。

 もちろん、この2人が「自分を陥れるような記事を書こうとしている」などという被害妄想は持っていない。(笑) それに、(提灯記事なんて最初から期待していないが)特命委員会の活動に注目してくれているのは嬉しい。 が、しかし、「山本特命委員会の評価は、自民党の過去の原発利権にどこまで切り込めるかで決まる」みたいな言い方に、違和感(何か意図的なもの)を感じた。 個人的に言うと、自民党は電力業界との関係も見直す必要があると思う。 が、スゴく極端な感じがした。 最も重要なのは、これからのエネルギー政策をどうするかでしょう。

 先ほど、インタビュー取材(?)を受けた参院担当の記者に電話したのは、この件について話したかったからだ。 率直にこうお願いした。 

「申し訳ないが、今日のインタビュー取材は記事にしないで欲しい。いろいろ考えてみたが、書かれ方によっては、山本委員会の存在自体を面白く思っていない党内の人々から、攻撃の材料に使われる恐れがある。それこそ、取り纏めの文書を骨抜きにする口実にされてしまうかもしれない。以前、総務会で朝日新聞に掲載された『原子力政策に関する河野太郎氏と加納時男氏のインタビュー記事』が配られ、出席メンバーから批判されるという出来事があった。現状維持を望む(?)勢力から、こんなふうにつけ込まれたくない。え?記事になる前にチェックさせてもらったとしても、この部分を修正してくれなんて言うのもおかしい。むしろ、記事にしてもらわないほうがスッキリする!何とか、その方向で検討してもらえないだろうか?」

 記者からは、「そのままサブキャップに伝える。どう対応するかを相談して、改めて電話する」ということだった。

 00さん、いったん取材をOKしたのに、ワガママ言ってごめんなさい! こんなことなら、最初から断るべきでした。 が、私の直感が叫んでいるんです。 今回の記事は誤解(又は利用)される、と。 

追伸:政治のニュースが目白押しだ。 今日のインタビューが、明日の紙面に掲載されるということはないだろう。 今なら、あんまり迷惑はかからないかも。 いや、迷惑をかけた側が言うことじゃない、な。(苦笑)

  
直滑降レポートを応援していただける方は、blogランキングへ

山本一太オリジナル曲「マルガリータ」「素顔のエンジェル」無料配信中!