2011年5月20日

 今から4、5年前、JBIC(国際協力銀行)の借款部分を切り離して新JICAを作るプロセスの中で、財務省と正面衝突した。 「武見敬三&山本一太VS財務省」という構図だった。 戦いの模様は、当時のブログに生々しく書かれている。 巻き返したり、巻き返されたり! 最後は、「武見・山本連合軍」が押し切った。 が、財務省の恐るべき影響力を見せつけられる場面に、何度も遭遇した。

 財務省の本当の強みは、組織を構成する個々の官僚の「ずば抜けた能力の高さ」ではない。 霞ヶ関、永田町はもちろん、経済界、アカデミズム、マスコミまでを幅広く網羅する「人脈と情報力」だ。 特に、財務省の「政界・根回しリスト」の威力は絶大! 円借款の切り離しで決着がつくまで、財務省の意を受けた大物政治家たちとの熾烈なせめぎ合いが続いた。

 最近、幾つかの勉強会に出席して、ハッキリ分かった。 ある意味で、東京電力も財務省と同じなんだな、と。 実際、今回の原発事故が起こるまで、東電の政治力は絶大だった。 

 ふと考えてみる。 何十年もの間、東電の年間数百億(?)の広報宣伝費は、政界、官界、経済界、マスコミ等にどれだけ浸透し、どれほど深く広い人脈を作り上げて来たのだろうか、と。 そして、電気事業連合会は、どれだけ多くの官僚や与野党の政治家にアプローチし、彼らとどれほど深い関係を築いて来たのだろうか、と。 ちょっと想像がつかない。(ふう)

 これから、政治家や有識者の「東電問題に関する発言」は、しっかりウォッチさせてもらう。 世耕弘成氏も言っていた。 「一太さん!何か、変ですよね?」と。

 
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