2011年4月11日:パート4

 午後11時15分。 東京の部屋。 午後10時前から、「30分のラン+腹筋+背筋」というメニューをこなした。 午後10時に、「待っていた国際電話」(恐らくワシントンDCから)を取り損なった。(不覚!) 今日中にお願いしたいことがあったのに!! こちらから携帯に電話を入れ、メッセージだけ残しておいた。

 さて、先週、ブログに掲載するはずだった「安全な水」の情報を掲載しようと思ったら、持ち歩いていたペーパーが見当たらない!(ガクッ) 先週から今週にかけて、県議選で群馬県中を飛び回っていたのと、山間部で直撃された花粉の影響で、なかなか眠れない日々が続いていたために、まともなブログが書けない状況だった。 明朝の部会をパスして、仕上げちゃおう。 そうか、明晩の「直滑降ストリーム」(ゲストは河野太郎氏)でも取り上げたらいいんだ!(ポン)

 気分を変えて、本日午後2時からの政審会長記者会見の中身を(少し補足しながら)書いておきたい。

1.定例の政審会長記者会見は、今後、月曜日にやりたいと思う。月曜は他の幹部の記者会見がないので、重なる心配がない。

2.民主党政権発足以来、初めての地方統一選挙は、明らかに民主党の敗北だった。未曾有の国難に直面する中、国民は政府を頼るしかなく、野党が震災対策に全面協力している(=政府与党批判を控えている)状況下の「政府与党が大勝しても不思議のない」選挙だった。にもかかわらず、自民党がほとんどの県で第1党を確保したのは、民主党の退潮傾向が止まっていない証拠だ。事実、自民・民主対決型の3つの知事選挙は、全て自民党推薦候補が当選した。特に、岡田幹事長のお膝元である三重県で我が党推薦の鈴木英敬候補が勝利したのは象徴的。全国最年少(36歳)の鈴木知事には、次第を担うスター政治家になる資質があると思う。

3.今回の地方統一選挙で、菅総理が国民から信頼、評価されていないことが明らかになった。国民は「本当に菅総理で大丈夫なのか?」という不安を抱いている。加えて、菅総理の存在感が希薄なのも気になる。地元を回っていてよく聞く声は、「菅総理の顔が見えない」ということだ。大震災がなければ、菅内閣はこの時点で終わっていたと思う。菅首相にはその事実を厳しく受け止め、もっと真剣に震災対策に取り組んで欲しい!あれこれ人事をいじったり、責任回避の手段を考える前に、本当にやるべきことは山ほどある。

4.今回の地方統一選挙が、民主党にとって厳しい結果に終わったことで、菅政権下での大連立は、ほとんど不可能になったのではないか。自民党の中でも、国民に信頼されていない菅政権との大連立はデメリットのほうが大きいという意見が強くなるだろう。この場合のメリット、デメリットというのは、大連立によって政府の対応能力が向上するかどうかというのが基準。党のメリット、デメリットを論じているわけではない。

5.今回の選挙結果は、今後の国会審議にも影響を与えると思う。国民が菅政権の危機管理能力に疑問を持っているという事実を踏まえ、今後の予算委員会審議では、(震災対策への協力姿勢は維持しつつも)政府の足らざる点を厳しくチェックしていく。来週月曜日の集中審議も、そうしたトーンになるだろう。

6.前回の記者会見でも述べたように、自民党と民主党の連立は、党の命運というより、今後の日本の政治の流れを大きく左右する問題だ。菅政権の下での大連立は、国民の利益にならない。野党として未曾有の震災対策にはしっかりと協力し、同時に批判すべき点はしっかり批判していくことがあるべき姿だ。大連立は今後も、党内で燻っていくだろう。どちらにせよ、丁寧に議論すべきだ。今週中に参院自民党の議員総会を開いていただくよう、中曽根会長にお願いする。
 

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