2011年3月31日:パート2

 午後9時。 東京の部屋でパソコン画面に向かっている。 先ほど、ある政治記者と電話で話した。 「民主党との連立を主張する議員は、概して選挙に弱い(=出来るだけ選挙をやりたくないと思っている)政治家が多い。そう思いませんか?」と指摘した。 相手は、「なるほど、そう言えばそうですね!」と頷いていた。

 日本が危機的な状況にあることは、紛れもない事実だ。 以前のブログにも書いたが、自民党と民主党が大連立を組む可能性は否定しない。 が、与党である民主党が、野党である自民党の入閣を求めるなら、その時はきちっとした政策協議をやり、首相を含む主要閣僚ポストは自民党に委ねるべきだ。 加えて、連立の期限(たとえば補正予算を3回編成するまで等)を決め、その後に国民の信を問うことを約束してもらわねばならない。

 考えてみて欲しい。 今回の「連立政権」の目的は、政治を安定させ、与野党の力を結集して、未曾有の複合災害対策に取り組むことだ。 自民党と民主党が手を結ぶことで、政府の政策実現力が上がらなければ、何の意味もない! 政策協議もなく、内閣の主要ポストも手放さず、責任だけ野党に押し付けるような中途半端な連立なら、やらないほうがいい!(キッパリ) そんなやり方は、逆に政府の決断力や実行力を低下させるだけだ。

 いずれにせよ、大連立の呼びかけには、慎重であるべきだ。 なぜそう思うのかは、今後の「直滑降」で、少し丁寧に解説したい。

追伸:そうは言っても、来週あたりから、政治は「ごちゃごちゃ言わずに連立」という方向に、動きを強めていくだろう。 この流れにストップをかけられるのは、(直感的に)参院自民党しかないと思う。 これから、出来るだけ多くの議員と会い、自分の考えを伝えるつもりだ。

 状況は厳しいが、けっしてあきらめない! 「直滑降ブログ」でも、発信を続ける。 「ちっちゃな言霊」の積み重ねが、誰かの心を動かし、行動に影響を与え、政治の流れを変えることだってある! そのセオリーを信じて、書き続ける!! 


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