2011年1月13日

 午後8時40分。 韓国金浦空港から羽田に向かう飛行機の機中で、パソコンの電源を入れた。 佐藤ゆかり参院議員、丸川珠代参院議員、政策審議会のスタッフ等も同じ空間にいる。 片山さつき参院議員は、午後のフライトで、一足先に日本に戻った。 佐藤正久参院議員は、ソウルであと一泊するとのこと。

 忙しい日程だったが、中身の濃い「1泊2日の韓国出張」だった。 今回の訪韓に参加した参院政審チームの5人、それぞれ独自のキャラと発信力を持っている。 なかなかインパクトの強い組み合わせだった。(ニッコリ)

 訪韓の目的は、韓国与野党の次世代ホープ(未来の大統領候補)と、日韓関係全般について議論すること。 呉世勲(オ・セフン)ソウル市長、宋永吉(ソン・ヨンギル)仁川市長を筆頭に、ハンナラ党の元喜龍(ウォン・ヒリョン)議員、朴振(パク・ジン)議員、民主党の鄭東泳(チョン・ドンヨン)議員、金富謙(キム・ブギョン)議員等と、次々に面会した。 それぞれ、未来の大統領候補として名前の挙がる政治家ばかり。 鄭東泳議員は、実際に民主党の候補者として、前回の大統領選挙を戦っている。 しばらくサボっていたものの、「山本一太&河野太郎」のコンビで積み重ねて来た韓国与野党議員との交流が無駄ではなかったことを再確認した。

 宋永吉市長には、仁川市の市庁室で会った。 市長と親しい2人の民主党議員も同席していた。 無愛想に見えるが、笑うとスゴくいい。 政治理念は違う部分もあるが、男気があって、真っすぐな人柄だ。 

 呉世勲市長とは、ソウル市庁(市長室)での意見交換から、急遽の昼食会になだれ込んだ。 分刻みで飛び回っているソウル市長が、日程を変えてまで話をしたい、と。(驚) 相変わらず、爽やかでハンサムな風貌。 市長になっても、ちっとも偉ぶったところがない。

  朴振議員を含む4名のハンナラ党議員とも、北朝鮮問題や経済政策の議論とは別に、夜の明洞で懇親会をやった。 気さくな焼き肉レストランで酒を酌み交わし、昼間の話の続きをやった。 在韓日本メディア関係者との昼食懇談会もあった。 佐藤ゆかり参院議員の人脈で、韓国トップ企業の関係者にも会うことが出来た。 経済の話があまりに面白くて、予定の時間をオーバーしてしまった。

 ソウル市長と仁川市長とは、かれこれ、10年の付き合いになる。 2人とも国会議員から市長に転出した。 タイプは違うが、それぞれ「異なったオーラ」を放っている。 この2人の40代の政治家と向き合った後で、ふと思った。 近い将来、呉世勲市長と宋永吉市長が、与野党の大統領候補として戦う時が来るかもしれない、と。 そうなった時、自分は、どっちを応援すればいいんだろう?!(笑)

 今回の訪韓で、参院政策審議会と韓国政界との交流のパイプを作りたいという気持ちもあった。 十分、成果はあったと思う。 あ、飛行機が降下を始めた。 この続きは、東京の部屋で書く。


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