2011年1月9日

 本日、昨年のクリスマスから続いていた「神様のボーナス期間」が終わった。(ガックリ) 明日からは、気持ちを切り替えて頑張らないと! Life goes on!!

 1月7日の産経新聞によると、5日に行われた経営委員会の臨時会合(やっぱりあったのか!)で、安西祐一郎・前慶応義塾塾長の会長任命に関して委員間の賛否が分かれたとのこと。 安西氏が、経営委員長等からの会長就任要請を受諾した際に、会長としての交際費や住宅の提供等を条件としてNHK側に提示したという見方が広がり、複数の委員の不信を買ったと書かれている。 塾長時代の財政問題も、懸念材料になったようだ。

 これが事実とすると、最高意思決定機関である経営委員会は、ちゃんと機能しているということになる。 安西前塾長に反対した経営委員がいたとすれば、「慶應義塾の財政運営を悪化させた責任者であり、現職として立候補した塾長選挙の予備選挙にも勝てなかった安西氏を、なぜ、経営効率化と不祥事を繰り返さないための組織改革を最優先課題とする公共放送のリーダーに据えなければならないのか?」というシンプルな疑問を抱いたからではないか?! 加えて、この人事が浮上した背景に、「何らかの不透明な力が働いている(?)」との報道にも、胡散臭さを感じたのではないか?! そんなふうに(勝手に)想像している。

 NHK会長人事を取り上げた1月6日発売の「週刊文春」や「週刊新潮」の記事も、安西前塾長が最有力候補となった経緯を、ネガティブなイメージで捉えていた。 昨年の「週刊現代」の記事もそうだ。 安西氏がNHKの次期会長に就任するかどうかは分からないが、任命される前に、これほど新聞報道や週刊誌のゴシップ記事でケチがついたケースは、過去になかった気がする。 以前のブログでも触れたが、最も心配なのは、会長就任後にNHKのイメージを傷つけるような事態が発生することだ。

 本当に申し訳ないが、この間の報道等を見ても、安西祐一郎氏がNHK改革を推進出来るとは、到底、思えない! だいいち、経営委員長が強く推している候補者に、複数の経営委員が異議を唱えるなどということは異例だ。 すでに異常事態でしょう。 野党はもちろん、与党幹部にも異論があると聞いた。 この状況下で、安西前塾長を「強引にNHK会長にする」などということは、やるべきでない! 自分は反対だ!!(キッパリ)

追伸:
1.NHKの正式な経営委員会は、1月11、12日。 安西会長を実現するために奔走していた人々は、必死だろう。 安西氏の就任に反対している経営委員に対して、強烈な説得工作(?)が行われているに違いない。 が、反対している委員を賛成に回らせるのは、(直感的に)無理だと思う。 きっと逆効果だ。(笑) 権力者の顔色をうかがうような人だったら、最初から「根回しされた人事」にノーと言うわけがないもの!

 それにしても、産経新聞に書かれていた「安西氏が会長就任の要請を受諾するに際して、NHK側に交際費等の条件を出したという憶測(?)」は、事実だろうか?! 本当だとすると、その情報は経営委員全員に共有されていたのだろうか?! ふと思った。 経営委員会は、フェアな形で行われているのだろうか?!

2.え? 安西前慶應塾長がダメな場合は、会長続投を固辞した福地NHK会長の任期を延長するんじゃないかって?! それはないと思う。 福地会長の心は、もうNHKにはない。 そうじゃなかったら、昨年大晦日の紅白歌合戦(NHK最大のイベント)の最中に、日本を離れているわけがない。 ウィーンで行われていた元旦のニューイヤーコンサートで、ウィーンフィルを聴いていたって。 NHKの映像にバッチリ、顔が映っていたそうだ。


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