2010年12月17日

 ちょうど午前零時。 東京の部屋で、熱いミルクティーを一杯飲んだ。 ふう。 身体の力がすーっと抜けて、不愉快な記憶(例えば「説教」のような自らの質問がいかに悪評だったか(=自民党の評判を落としたか)に全く気づかず、参院に注文をつける時代遅れの嫌みな長老議員の演説等)が、心の中で溶けてなくなっていく感覚だ。 紅茶と音楽がなければ、生きられない身体になってしまった。(笑)

 さて、ここからは「福地NHK会長が総務委員会に来なかった理由」の続編。 NHKの某局長が一昨日持って来た「福地会長ソウル出張(11月26日)について」という1枚のペーパーには、出張の目的、出張の経緯、危機管理上の対応が簡潔にまとめられている。 危機管理上の対応についての記述は以下のとおり。

「今回の会議の重要性や前記の経緯から、会長と副会長の同時出席もやむを得ないと判断したが、リスクを軽減する観点から、会長については、現地空港到着から出発までの韓国滞在が5時間半という日帰りの短期日程とした。」 

 NHK側の質問を何度聞いても、会長と副会長の2人が総務委員会への出席要請を断って、「同時に同じ場所に足を運ぶ」理由があったとは、どうしても思えない。 NHKの局長には、「過去、NHKの会長と副会長が2人揃って同じ場所に出張した例があるかどうかを調べて教えてください!」とお願いしておいた。 

 本日の午後、フラリと事務所に現れた某局長のメモには、「調査の結果、これまで、NHKの会長と副会長が同時に同じところに出張したケースは一度もありません」と書いてあった。 すなわち、今回、会長と副会長が同時に同じ場所に出張するというのは「初めての異常事態」なのだ。 正直な某局長が、「いや、私も本当にいいのかと言ったんですよ!」と口走ってしまった気持ちもよく分かる。 

 福地会長の強い要望(?)があったのかもしれないが、こんな「危機管理に欠けた日程」を止められなかった今のNHK執行部にも責任がある。 「あのう、委員会の日は会長も副会長も不在で対応出来ません!」って、完全に国会軽視ではないか!(怒)

 NHK記者の捜査情報漏洩問題を取り上げた総務委員会での山本一太の質問時間は、たったの10分。 通常国会では、総務委員会の理事にお願いして、もう一度、質疑をやらせてもらうつもりだ。 次回は、福地会長が必ず答弁に立ってくれるだろう。 総務委員会への出席要請を断ってまでソウルに行く必要があったのか?! 今回の捜査情報漏洩問題についての処分は軽すぎるのではないか?! 2度と不祥事を繰り返さない体制を本当に作れるのか?! 

 野党の質問は、いつでも真剣勝負。 次回の質疑では、公共放送であるNHKのリーダー(会長)の責任と方針に厳しく迫る。 いつものように、真剣勝負だ。


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