2010年11月29日

 午後零時10分。 東京の部屋。 先ほど、世耕弘成幹事長代理から電話があった。 今後の政局について意見を交わした。 参院は、仙谷官房長官と馬淵国土交通大臣の問責決議案を可決した。 衆院で不信任案が通らないことを考えれば、「問責」が野党自民党の「唯一の切り札」になる。 

 特に、内閣の要である仙谷長官の「問責」を通したということは、それなりの覚悟があってのことだ。 参院で問責をしておきながら、衆院が簡単に国会審議に応じるようなことがあれば、問責自体の重みがなくなってしまう。 法的拘束力はなくても、参院の「問責決議案」は、衆院の「不信任決議案」と同等の重みがある。 そこのところは、谷垣総裁も石原幹事長も、十分に理解してくれていると信じている。

 「戦う参院自民党」として、菅内閣の政策矛盾を徹底的に叩いて来た。 やっとのことで法相を辞任に追い込み、2人の大臣の問責決議案まで成立させた。 そうした参院の努力を台無しにするような対応をしたら、ねじれの生じた参院での「最後のカード」を、みすみす手放すことになる。 その思いは、中曽根議員会長も、小坂幹事長も、脇国対委員長も同じだと思う。
 
 明朝、自民党幹部10名による「トップリーダー会議」がある。(各メディアには、すでに流れている。書いても構わないだろう。) その場で、しっかり意見を言わせてもらうつもりだ。 


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