2010年11月20日:パート2

 午後1時。 昨晩、電話をもらっていた河野太郎氏に折り返しの連絡を入れた。 「あ、一太さん?柳田法務大臣が辞めた後に、立ち上がれ日本から後任が出るって噂が流れてる。何か、水面下でいろいろな話が動いてるんですかねえ?」「いや、太郎ちゃん、あり得ないよ!(笑)この政権の特徴は、戦略性のカケラもないこと。全ては、行き当たりばっりだと思う、な。」

 午後から地元に入る。 東京駅に向かう前に、急いで「勝手にMVP賞は丸川珠代氏に!:その2」を書く。 丸川珠代氏の議員歴は3年。 保守的な参院自民党の慣例からすると、政審会長代理というポストは「異例の抜擢」だった。(まあ、抜擢っていっても、たかが野党の一組織の話だ。(笑)) 回りの慎重意見(というより反対意見)を押し切って、政審会長である山本一太が決めた。 最後は、中曽根議員会長が、「いいじゃないですか!」と支持してくれた。 

 丸川珠代参院議員の恐るべきポテンシャル(潜在能力)ついては、かなり前から注目していた。 ネット上で話題になったあの「愚か者発言」のインパクト、日頃の委員会質疑での迫力、参院選挙の応援で全国を飛び回った行動力と人気。 「進化のスピード」が、すこぶる速い!

 さっそく、本人に電話して、政審会長代理をお願いした。 丸川珠代氏は、ちょっと戸惑った様子だった。 「一太さんのお話はスゴく嬉しいです。でも、私より政策に詳しい先輩議員の方々もいます。もっとふさわしい人がいるんじゃないでしょうか?」と。 が、「出来れば辞退したいという」丸川氏を、自分が強く説得した。 「あのね、丸川さん。政策の出来る人は大勢いる。が、政審会長代理を頼みたい人は他にいない!自分がやりたいのは、政策審議会を改革し、発信する組織にすること。そのためには、丸川さんのセンスや発信力が必要なんです。ぜひ、力を貸してください!」 

 後で聞いた話だが、男気のある同期の石井準一氏からも、「丸ちゃん!チャンスだから受けたほうがいいよ!」と励まされたらしい。 翌日、丸川氏本人から、正式な返事があった。 「いろいろ考えましたが、やらせていただきます!」 一昨日の予算委員会での丸川珠代政審会長代理の質問を見ながら、自分の判断は間違っていなかったと確信した。 丸川氏は、政治家として「大きく化ける」可能性がある。

 あ、そろそろ東京駅に行かないと。 次回のブログに続く。


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