2010年11月14日

 午後3時。 党本部7階の外交部会にいる。 テーマはAPEC会合、日中、日露、日米首脳会談だ。 日中首脳会談についての外務省の説明を踏まえて、議論が行われている。 最初に手を挙げて、質問した。

 「この資料に『菅総理から尖閣諸島について我が国の確固たる立場を述べた。胡主席からは、中国側の立場についての説明があった。』となっているが、ここで言う『我が国の確固たる立場を述べた』というのは、具体的に何を言ったのか?メディアで報道された会談の長さ(22分)が、23分と書かれているのはなぜか?」

 こうも聞いた。 「今回の日中首脳会談について、中国側は『会談』だと認めていないのではないか?なぜ、他の首脳会談(米中、中露)は『会見』で、日中首脳会談だけを「会晤」と表現したのか?格下に扱われた(?)ことを、外交当局としてどう考えているか?」

 次の点もつけ加えた。 「日中首脳会談の冒頭、菅総理を真っすぐに見て話す胡主席に対して、菅総理は、顔を下に向けたままメモを読んだ。海外にいる友人からも、『あれは外交イメージとして最悪だ』という連絡をもらった。外務省はちゃんと総理にアドバイスしていないのか?」

 外務省の回答は、いつものとおり「曖昧」だった。 まあ、政務3役の「厳しい情報統制」が敷かれているので、彼らを責めても仕方がない。 この続きは次回のブログで。 


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