2010年11月5日:パート3

 尖閣諸島沖の漁船衝突事故のビデオ映像が、インターネット動画サイトに流出した。 海上保安庁は本物だと判断しているようだ。 報道によると、「海保は、意図的な流出とみて、本格的な調査を始めた」とのこと。

 昨晩の午前1時過ぎに、ツィッター上で情報をキャッチした。 生々しい映像に驚いた。 同時に怒りが湧いて来た。 「これが本物だとすると、国家のていをなしていない!どこまで国益を損ねたら気が済むのだろうか。この政権、ほとんど末期症状じゃないか?!」と。

 「情報管理の甘さ」も大問題だが、最悪なのは、「日本政府の意志としてビデオを公開する」という対中政策の選択肢を失ったことだ。 野党の要求に対して、中井衆院予算委員長がビデオの公開に抵抗していた姿も、(今となっては)滑稽としか言いようがない!(苦笑)

 もともと、このビデオは早期に公開して、国際社会に「日本の主張が正しい」ことをアピールすべきだった。 それが、公開の時期を逸した上に、こんな形で白日の下に晒されたのだ。 しかも、政府はこのビデオ映像を正式に追認せざる得ないだろう。 なんというみっともない顛末! 国内世論の動きによっては、APECでの日中首脳会談に影響が出る可能性もある。 

 日中関係、日露関係の失態に続く、菅政権の「自滅的外交敗北」だ。(ため息X怒)  


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