2010年10月11日:パート2

 ミルクティーを飲みながら、ブログの続きを書く。 キーボードを叩くことで気分転換になるし、何となく頭の整理が進む気がする。

 参院予算委員会のトップバッターとして何を迷っているのか? 要するに、質問のポイントをどこに絞ったらいいかということだ。 「総論」という立場からいくと、(衆参の自民党の代表質問でも取り上げたように)菅政権の政治姿勢、補正予算を含む経済対策、財政再建、マニフェストの修正問題、尖閣諸島をめぐる政府の対応等について、幅広く言及する形になる。 民主党が提出を予定している法案(特に郵政民営化逆行法案)についても、総理に聞きたいことは山ほどある。 が、そんな総ざらいをやったこところで、(前回のブログに書いた)野党質問の目的は果たせない。

 しかも、自分の後には、山本一太の関連質問という形(?)で、4人の自民党議員が次々に登板する。 ましてや、2番手は、党内きっての政策通(金融・経済のスペシャリスト)で、シャドウキャビネット財務大臣でもある林芳正氏だ。 自分に与えられた質問の時間も(質問者片道方式なのでやり方もよるが)、恐らく80~90分程度だろう。 ふうむ。 やっぱり、テーマは2つか3つに絞ったほうがいいかもしれない。 5人の質問者の中で(順番はともかく)、全体をカバー出来ればいいんだから。 そうは言っても、あの大臣にも、この大臣にも聞きたいし...なあ。
 
 加えて、参院予算委員会の質問の内容を固めにくくしているのは、直前に衆議院での審議があるという事実だ。 衆院予算委員会の段階で、ほとんどのポイントはカバーされる。 参院は、その状況を踏まえて、戦術を練らなければならない。 もっとも、「国会戦略調整会議」は、衆参が連携して政府与党に対峙するために作られた。 やっぱり、衆院予算委員会の攻防を見ないと、最終的な中身は決められない、な。 いずれにせよ、前回のブログに書いた「野党質問の3原則」をしっかり胸において、菅内閣と対決する!!

追伸:
1.今週の質問のために、中国問題の専門家から意見を聴いた。 フォーリンアフェアーズに掲載された中国関係の論文も読んだ。 対中政策や中国の経済発展に関する様々な資料にも目を通した。 中央大学政策大学院の講義では、きっと役に立つ。 が、予算委員会で、大所高所から日中関係を語っても、全く意味がない。 自分がやるべきことは、民主党政権の無策が招いた「外交敗北」の責任を追及することだ。

2.過去の代表質問や各委員会の議事録を(超音速で)読んだ。 菅内閣の「はぐらかし答弁」に怒りを感じると同時に、「恐るべき事実」に気がついた。 マニフェストの修正問題(=財源問題)でも、円高対策を含む経済政策でも、尖閣諸島の問題でも、鳩山・小沢両氏の政治とカネの問題でも、民主党政権は(国民の前で)「追いつめられない理屈」を発明している。 明らかにおかしな答弁であっても、内閣全体で「するりと逃げる」方法を共有している。

 最も狡猾で、切り返しが巧みなのは、仙谷官房長官。 この人とは、全く付き合いがないし、直感的に嫌いだ。(失礼、でも、向こうもそう思っているに違いない。(笑)) が、答弁をチェックしていくと、さすがに「ただもの」ではない。 いや、どんなに手強い相手でも、伸晃さんや石破さんなら、痛撃を与えられるだろう。 いずれにせよ、総理や閣僚を立ち往生させるのは、簡単な仕事ではないと分かった。 それこそ、裂帛の気合いが必要だ。(ふう)

 いずれにせよ、「老獪な答弁」には、「直滑降」で切り込む。 それが山本一太のスタイルだし、最も効果的な戦略だ。 民主党の政策には、国民の視点から見てどう考えてもおかしい、納得出来ないと思うことが山ほどある。 そこらへんを、シンプルに、分かりやすく総理や官房長官にぶつけていく。 民主党に「志のある政治家」がいないとは言わない。 が、しかし、この政権には一刻も早く退場してもらわねばならない。 菅直人総理に日本の外交と経済を任せていたら、この国は、500%、凋落する! (キッパリ) その確信がなかったら、迫力のある質疑なんて出来るわけがない!! 

 さて、と。 少し走ってから、勉強を再開する。 

 
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