2010年9月1日:パート5

 環境省の官房長は、同じ群馬出身の谷津義男元農水大臣の親戚にあたるらしい。 知らなかった、な。 臨時国会で審議される可能性のある環境省関連の法案は3本。 概要だけ聞いた。 詳しい内容については、改めて説明を受ける。

 ここからは「その3」の続き。 昨日の役員連会終了後、谷垣総裁に「参院政策審議会長を自民党役員会の正式メンバーにして欲しい!」と直訴した。 不器用なので、カーブもチェンジアップも投げられない。 勝負球は常にストレートだ。 こちらの話を真剣な表情で聞いた後、谷垣総裁がおもむろに口を開いた。 要約すると、こういうことだった。

 「山本さんの話はよく分かる。が、これは党全体の組織や役員構成に関わる話だ。たとえば、今ある役員連絡会に関しても、役員会があるのに本当に必要かという議論がある。中には、野党に総務会は不要という意見を言う人までいる。党内の衆院と参院の関係も十分に整理されていない面がある。そこらへんも含めて、全体的に考えたい。9月には役員人事もあるので、そこらへんを見ながら検討させてもらえないだろうか?」

 そこで、こう突っ込んだ。 「総裁のおっしゃることは、よく分かります。が、ねじれが生じたことで、参院が与野党の戦いの主戦場になりました。もう少し、参院を大事にしていただけませんか?たとえば、民主党は野党時代に参院で自民党を過半数割れに追い込んだ後、参院重視をハッキリと打ち出しました。参院民主党の政策審議会長は、そのまま政調会長代理になる仕組みになっています!」

 さらに、こうつけ加えた。 「中曽根議員会長は、オープンな選挙で選ばれた参院自民党のトップです。自民党全体のリーダーである谷垣総裁に次いで、党内民意のレジティマシー(正当性)を持つ党幹部だと思います。その議員会長に参院自民党の政策責任者を任されました。役員会にも入れないということでは、とても使命を果たせません!」

 続けて、こうも言った。 「役員会には、世耕弘成幹事長代理も出席することになりました。世耕さんのような人が役員会に入るのは大賛成ですが、参院幹事長代理は党規約にある正式メンバーではありません。総裁が任命するその他の者という枠で参加しているはずです。総裁の判断で、私も、そういう扱いにしてもらえないでしょうか?!」

 最後に谷垣総裁とこんなやり取りを交わした。

山本:「いずれにせよ、私は毎回、役員会に入らせていただくつもりです!役員席の周辺に置かれた椅子に座って、議論を聴かせてもらいますので!」
谷垣:「そうですか。毎回、来るんですか。(笑)」
山本:「ハイ!その時、いつも、参院幹事長と参院国対委員長の背中の見える席に座るのは、正直言って辛いです。オブザーバーという資格でも結構ですから、せめて、役員席の一番端に座ることは、許していだだけませんか?」
谷垣:「そうか、毎回、それだと辛いですか。幹事長にも相談して、よく考えてみます!」


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