2010年8月24日:パート2

 皆、勘違いしているんじゃないか?! 自民党は野党なのだ。 谷垣総裁や大島幹事長でさえ、なかなか存在感を発揮出来ずに苦労している。 ねじれが生じているとはいえ、参院自民党の3役だって、よほどの個性と覚悟がなければ、注目を集めるのは難しい。 ましてや、国民の心を動かすような発信は出来ないだろう! 中曽根議員会長は、そのことをよく知っている。 だからこそ、「これまでのやり方にとらわれずに、参院自民党の動きを発信して欲しい!」と指示されたのだ。

 3役以外の代理や副会長の人事が始まっている。 最終的には、議員会長の判断だ。 現時点では、何も決まっていない。 が、仮に、このレベルの人事で、「こんな人にしたら、大変なことになる!」とか、「うまくいかなかったら、どう責任を取るのか?」みたいなことを言う議員がいたとしたら、完全に与党ボケだ!(ガクッ) 野党の誰がナントカ代理になろうと、日本の政治は滅茶苦茶になったりしない!(笑) 「思い切ったことが出来る」のが、野党の強みでしょう。 この程度の人事で、組織のまとまりがどうの、期数がどうのなどと言っていたら、そもそも、「抜擢」なんて不可能だ。(ため息)

 常に権力の側に身を置き、実力者の「虎の威」を借りて生きて来た政治家、すなわち、自らのリスクで発信したことのない政治家が陥りやすい錯覚がある。 それは、「内部の仕組みさえうまく作れば、役職さえあれば、メディアが取り上げてくれる」という思い違いだ。 重要なのは「仕組み」でも「手続き」でもない。 そこに、「発信力のあるプレーヤー」がいるかどうかなのだ。 いなかったら、戦略的に育てればいい! この件については、次回のブログで。


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