2010年6月22日:パート6

 午後9時。 都内某所でパソコンを開いた。 午後10時のミーティングの前に、「なぜ、派閥解消を訴えるのか?」シリーズを終わらせてしまおう。

 国会閉会前の最後の全議員懇談会。 前回と同様、出席した議員たちから、様々な意見が出た。 自分も(いつものように)最初に手を挙げて、発言した。 谷垣総裁の下で一致協力して戦うことを訴えた上で、「総裁、この場で、派閥を解消すると宣言してください!」とお願いした。 

 会議の最後に谷垣総裁がこう締めくくった。 「今日、皆さんから出た意見は、すべて何らかの形で活用させてもらいます!ただし、どうするかは、全て自分に任せて欲しい!」と。 「参議院選挙は、自ら先頭に立って、政治生命を賭けて戦う!」という決意表明には、大きな拍手が沸き起こった。

 投票日まであと19日。 これまでの経緯を考えると、谷垣総裁が(投票日の前に)「派閥解消宣言」をするというのは、望み薄かもしれない。(ため息) そうだとしたら、自民党の将来を担う若手・中堅議員が「自発的に派閥を退会する」しかない! 彼らが一斉に派閥を抜ければ、「自民党が真剣に変わろうとしている」という姿勢が、内外に発信されるからだ。 谷垣総裁は「個々の議員が、自発的に派閥を抜けるのは構わない!」とハッキリ言っている。

 改めて、このブログを通じて、仲間たちに呼びかけたい! 河野太郎氏、世耕弘成氏、柴山昌彦氏、平将明氏、大村秀章氏には、明日にでも「派閥を辞める!」と宣言してもらいたい! 昨年の総裁選挙で、我々は「河野太郎候補」を担いで、共に戦った。 派閥政治を批判し、派閥中心の総裁選挙にノーを突きつけたのではなかったか!

 5人とも、信義に厚くて、責任感の強いメンバーばかり。 それぞれ、個々の事情も、人間関係も、また政治家としての戦略も、いろいろあるのは分かっている。 が、厳しい風の中で戦っている各地の「自民党の候補者」たちに、少しでも後押しになるようなメッセージを送ろうではないか!! 彼らが「自民党は変わった」と言えるような証拠を示そうではないか!!

 「ポスト谷垣」の最有力候補でもある石破茂政調会長は、一貫して党改革に前向きだ。 派閥解消の必要性にも言及している。 そうだとすれば、ここは、石破政調会長に、率先して派閥を離脱していただきたい! 自民党3役の1人である石破さんが派閥を辞めれば、派閥解消の流れは党内で一気に加速するはずだ。

 改革派の同志の皆さん、もう「谷垣総裁の指示があれば、派閥を抜けられるのに!」とか、「波風を立てずに派閥を辞める環境を作ってくれたらなあ!」みたいなことを言うのは、やめましょう!! 要は、我々が「自民党を本気でモデルチェンジする」気概を示せるかどうかなのだから!!

 この「なぜ、派閥解消を訴えるのか?」シリーズは、その8で、終了します!!(ふうX5)

 
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