2010年6月15日

 今晩、東京から佐賀県に飛ぶ。 佐賀地方区で参院選挙に立候補する「福岡たかまろ候補予定者」(前衆院議員)の応援のためだ。 佐賀に一泊し、明日の午前中から4カ所で応援演説をやる。

 「新しい総理大臣」(=新しい内閣)が誕生した際には、総理の所信表明、国会での代表質問、衆参の予算委員会という流れが、これまでの慣例だった。 新しい総理が、国家のリーダーとしての政策や理念を発表し、それについて国会(国民の前)で議論するというのは、あたり前のことだ。 ところが、民主党は、昨日になって、「予算委員会の開会には応じない!」と通告して来た。 これには、耳を疑った。

 もともと、自民党は、党首討論に加えて、十分な審議時間を確保した 予算委員会の質疑を要求していた。 これに対して、民主党は「党首討論か、それとも衆参一日ずつの予算委員会のどちらか」と回答していた。 にもかかわらず、突然、予算委員会も開かずに国会を閉じると一方的に言って来たのだ。 明らかに、参院選挙を意識してのこと。 予算委員会で、荒井官房長官をめぐる政治とカネの問題、新政権の具体性のない政策を追及されることを恐れて「国会審議を逃げた」としか、解釈のしようがない。 この「前代未聞の予算委員会直前キャンセル」は、言語道断だと思う。(怒X10)

 「菅直人内閣への期待(支持率)が高い。ボロが出る前に選挙をやってしまおう!」というのは、選挙戦略としては正しいかもしれない。 が、所信表明演説で示された菅首相の政策は(経済でも外交でも)、あまりに抽象的、概念的で、具体的な内容がちっとも伝わって来ない。 これでは、国民(有権者)が判断する材料がないではないか! これほど、国民をバカにした、そして国会を軽視した話はない!!(怒X20)

 衆参の代表質問は、もちろん重要だ。 衆院本会議で「谷垣総裁が質問に立った」のは、意味があったと思う。 が、代表質問では、丁々発止のやり取りは出来ない! 与野党の本当の対決は、衆参の予算委員会だ。 各党は、ここにエースを登場させる。 世耕弘成参院議員(予算委員会筆頭理事)の根回しで、せっかく「怒濤の4連続攻撃フォーメーション」(林芳正・世耕弘成・山本一太・丸川珠代)を組むことが出来たのに!(残念X5)

 参院選挙の1ヶ月前に総理を変え、政策(マニフェスト)を大幅修正し、予算委員会もやらずに、選挙に突っ込む。 まさに「なりふり構わ内閣」だ、な。(唖然X10)

 
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