2010年4月27日:パート2

 午後4時30分。 高崎から東京に向かう新幹線の車中。 雨模様の景色を眺めながら、パソコンの電源を入れた。 高崎と藤岡で、大事な用事を済ませ、再び、新幹線に乗り込んだ。 政治家忍法「とんぼがえり」の術だ。(ふう)

 高知市内のホテルを出発したのは午前6時。 高知龍馬空港から、羽田行きの飛行機をキャッチした。 隣は河野太郎氏。 ほどなく、意識を失った。 ふと目を覚ますと、太郎氏が横でパソコンを使っている。 続けて、読書を始めた。 自民党総裁選挙の地方遊説の時もそうだった。 河野太郎という政治家、暇があれば本を読んでいる。 スゴく、勉強熱心だ。

 羽田空港に到着したのは午前8時30分。 そこから京急電車に乗って品川駅へ。 迎えに来ていた河野事務所の車で国会まで送ってもらった。 理事会の10分前に、委員会室に滑り込んだ。(ホッ)

 午前10時過ぎから、外交防衛委員会で50分の質問に立った。 「辺野古の海を埋め立てるのは、自然への冒とくだ!」「辺野古の現行案に戻るようなことがあってはならない!」という鳩山総理自身の発言を引用し、岡田、北沢両大臣に、「総理の言葉からすると、現行の辺野古案はなくなったと考えていいんですね?」と迫った。 両大臣からは、明確な答弁なし! 首相が言ってることを、閣僚が肯定出来ない?! 「埋め立ては自然への冒?ということは、あらゆる埋め立て案の可能性もないということですよね?」という問いにも、まともな答えが戻って来なかった。 この政権、一体、どうなってるんだろう?!(ガクッX10)

 「埋め立ては、自然への冒とく」という総理の言葉について、北沢防衛大臣は、「鳩山総理は辺野古の海に立った時の心象を述べたのではないか?」と答弁した。 心象?! 沖縄の人々にとってはもちろん、日米同盟、引いては日本の安全保障全体に関わる重大な問題を、心象で語られたら、たまったものではない!(怒) 鳩山首相の言葉は、あまりにも軽過ぎる!!

 北沢防衛大臣は、「(反対集会の後)徳之島はなかなか難しいと言ったが、難しいから断念するというものでもない!」という意味の発言もした。 つまり、徳之島も、移設先の選択肢に入っていると認めたのも同然だ。 驚いたのは、両大臣とも「現行案に戻る可能性」を否定しなかったことだ。 鳩山内閣総理大臣が、明確に「あってはならない!」と明言しているにもかかわらず...。

 本日、来日するカート・キャンベル国務次官補が日本の新聞とのインタビューで明かしたように、23日の「岡田外相とルース大使との話し合い」で、日本側が何らかの案を提示したことは、間違いなさそうだ。 今日の外交防衛委員会での両大臣の反応を見て、直感的にこう思った。 「ワシントンポストの報道は、恐らくかなり正確だ。日本側が打診したのは、現行案の小幅な修正。すなわち、埋め立て方式から杭打ち桟橋方式への変更と徳之島への一部機能移転だろう」と。

 あ、間もなく東京駅のアナウンス。 この続きは次回のブログで。


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