2010年4月8日:パート4

 午後の参院外交防衛委員会の後の理事懇談会で、4月20日までの委員会日程(大まかな流れ)が固まった。 内容を報告するために立ち寄った国会対策委員会の会議室で、最新の「自由民主党役員表」を発見した。 役職を与えられている議員たちのリストを見ながら、改めて思った。 河野太郎氏を幹事長代理に任命したことが、一部のメディアで「大胆な抜擢」みたいに報道された。 が、実際は「思い切った人事」というほどのことではない、と。(苦笑)

 現在、自民党の幹事長代理は5名。 長勢甚遠衆院議員、茂木敏充衆院議員、河野太郎衆院議員、佐藤昭郎参院議員、伊達忠一参院議員だ。 河野太郎氏は、この「5人のうちの1人」に過ぎない! しかも、幹事長代理の一角を占めていた園田博之氏が離党して空席になったポストの補充だ。 逆に言うと、園田氏が自民党を離れていなかったら、最初から「河野太郎幹事長代理」の話はなかった可能性が高い!(ガクッ)

 え? 幹事長代理の1人が40代になったことは、意味があると思う。 本人のインパクトも、申し分ない! が、しかし、冷静に見れば、今回の人事は「予定調和の範囲」という気がしないでもない。 河野太郎氏は、昨年の総裁選挙で「100票を超える得票」をマークした。 党3役の1人に起用されたとしても、何の不思議もない!!

 政治は、絶えず変化する。 以前のブログにも書いたが、自分は谷垣総裁が、夏の選挙前に(改めて)「執行部人事も含めた大胆な党改革」を打ち出さざる得ない状況に追い込まれると見ている! 要は、それで間に合うかどうか、だ。

 あ、柴山昌彦氏は、政調副会長じゃなくて、13人いる「副幹事長」の1人なんだ、な。(失礼しました。) オマケに、山本一太が5人いる広報本部長代理の1人だったことも、思い出した。(ポン!)

追伸:今まで気がつかなかったが、5人の幹事長代理のうち、2人は参議院議員。 この人事は、どんな基準で決まったのだろうか?! 選挙に強いから?! 発信力があるから?! それとも、参院自民党の筆頭幹事長と国会対策委員会の筆頭副委員長が、そのままスライドしたということなのだろうか?!

 これが、いわゆる「参院枠」なのかどうかは、分からない! が、以前のブログにも書いたように、(適材適所の人事を阻害する)「参院枠人事」なるものは、即刻、廃止すべきだと思う!!(怒X5)


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