2010年4月6日:パート6

 午後(夜の)11時15分。 東京の部屋。 熱いミルクティーを片手に、パソコン画面に向かっている。 読んでいた資料を閉じて、少し休憩することに。 ちょっと疲れているが、本日6本目のブログを書く。

 先ほどから、「普天間基地移設問題」をめぐる鳩山総理と官房長官の発言のズレ(不一致)を調べている。 ふと、あることを思い出した。 「そう言えば、官房機密費の問題はどうなったんだろう?!」

 いわゆる「機密費問題」が再燃するきっかけを作ったのは、2月下旬に放送されたNHK「ニュースウォッチ9」の「外務省報償費」(外交機密費)に関する報道だった。 NHKが独自に入手したという極秘文書と、「機密費」に関わっていた大物官僚OBや官房長官経験者のインタビューを通じて、外務省の機密費が半世紀以上前から官邸に上納されていた事実を、初めて明らかにしたのだ。

 上納が始まった経緯、官房機密費の使途の変化等にも、鋭く切り込んでいた。 「上納された外務省の機密費」が、平成元年あたりから、「外交」だけではなく「内政」(内政対策費)でも使われていたかもしれないなんて! ましてや、「国会対策」に使われていた可能性があるという話には、ちょっと驚いた。

 この報道の後で、複数の与野党議員が予算委員会等で「官房機密費」の問題を取り上げ始めた。 総理のぶら下がりインタビューでも、機密費に関する質問が出た。 3月下旬の衆院予算委員会では、鳩山首相が「(内閣官房機密費については)4月から全ての支出を調べる。適当な年月を経た後で、全てを公開するよう準備にとりかかっている」と明言。 同日夜も、首相官邸のインタビュー(?)でも、「前政権では、官房長官からどこに行くのか記録にとどめていない。大きな問題だ」と発言した。 平野官房長官に、今後の機密費の支出を記録するように指示したとも。

 ところが、翌日の記者会見で、平野官房長官が総理の方針を否定した。 「5年後、10年後にオープンにすることが、国益にプラスなのかを考えないといけない」みたいなことを言ったのだ。 考えてみたら、この機密費をめぐる閣内の不一致も、相当にヒドい! 「内閣の調整機能」が全く働いていない証拠だ。(ガクッX10) この問題も、関連の委員会でしっかり追求しないといけない、な!

 さて...と。 そろそろ、仕事に戻ろう。


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