2010年4月6日:パート3

 「ネクストジャパン」に関する3つ目の問題。 それは、政策分野ごとの「担当」とか、「副担当」とかが、どんな位置づけのポストなのかが、ハッキリしないことだ。

 自分が以前から「シャドーキャビネット構想」に後ろ向きだったのは、どんなに名前を変えようと、民主党が始めた「次の内閣」の二番煎じに過ぎないと思ったからだ。 民主党の「次の内閣」は「見かけ倒し」だった。 実際に政権交代を果たした後、「次の内閣の大臣たち」は、そのまま入閣しなかったもの!(ガクッ) 

 が、しかし、それでも、国民に「政権が変わったら、こんな若手が閣僚になるのか!」みたいな期待を抱かせる「多少の効果」はあったかもしれない。 これに対して、「ネクストジャパン」(政権力委員会)の「政策担当」なるものは、政権政策委員会の部会長との違いも分からなければ、政権を奪還した際に入閣を約束されているわけでもない! タイトルも、位置づけも、インパクトが弱過ぎる!(ガクッX3)

 さらに言うなら、民主党の「次の内閣」も、印象が薄かった。 「次の内閣の大臣」が誰だったのか、憶えている国民は、ほどんどいないだろう。(苦笑) 昔からTVに出まくっていた原口一博総務大臣(次の内閣でも総務大臣)は、最初から有名だった。 ええと、前原誠司国土交通大臣も、一時期、「次の内閣外相」だったような気もする。 現在は「みんなの党」の共同代表を務める浅尾慶一郎氏が「次の内閣防衛相」としてメディアで名前を売れたのは、(本人が優秀だったこともあるが)石破茂防衛大臣(当時)が、浅尾氏とのTV討論の企画に「快く応じていた」からだ。

 当時、「政権交代確実」みたいに言われて、注目の集まっていた最大野党民主党の「次の内閣」でさえ、あれほど冴えない存在だった。 政権奪還の目処が立っていない今の野党自民党の「00政策担当」などというポストに、どれほどの発信力があるだろうか?!(ガクッX5)

 あ、そろそろ出かける時間だ。 この続きは「ネクストジャパン(政権力委員会:その4)」で。


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