2010年3月6日:パート2

 機中食(和食)を食べ終わった。 行きと同様、帰りの飛行機も快適だ。 食後のミルクティーを片手に、前回のブログの続きを書く。 え? 座席の電源サービスを使っているので、バッテリーは心配ない。(ニヤリ) 今回の「短い米国滞在」の日程を振り返ってみよう。

 ダレス空港に着いたのは、3月5日の午前中。 ワシントンDCのホテルにチェックインし、少し休んだ後で、昼食会の場所に向かった。 注文したのは、ミートソースのスパゲッティー。 量は多かったが、見事に美味しくなかった。(笑)

 トヨタのリコール問題をフォローしている2人の関係者(米国人)から話を聴いた。 そのうちの1人は、「普天間問題をめぐる日米両政府の今の関係と、今回のトヨタ車のリコールとの間に相関関係はないと考えている。相手が日本のメーカーだからこの問題が悪化したとは思わない。トヨタ側の対応もあるが、米国の国内政治の影響が大きいのではないか?」みたいな分析をしていた。 「11月の選挙で、民主党は議席を減らすことを恐れている。民主党候補が敗れたマサチューセッツの上院議員選挙の直後にトヨタ問題が発生したのも、最悪のタイミングだった」という趣旨の指摘もあった。

 もう1人は、「オバマ政権の対日政策が固まっておらず、政権内に知日派がいないことも、問題を悪化させた」という意味のことを言っていた。 ちなみに、2人の感触では、「米国の下院議員の3分の2は、日本の首相が鳩山由起夫氏であることを知らない」とのこと。 これに対して、「中国のリーダーが誰なのかは、ほとんどの議員が分かっている」とも。

 トヨタの問題に関して印象的だったのは、次の2つのコメント。 ひとつは、「今回のリコール騒動で日本が最も心配しなければならないのは、世界における日本ブランドの信頼性が失われること。日本政府は、日本ブランドの素晴らしさをアピールする息の長いキャンペーンを実施するべきだ」というもの。 もうひとつは、(以前にも誰かが言っていたが)「日本のメーカーは、同じような事件を2度と起こしてはならない!もう一度、この種のことがあったら、取り返しがつかなくなる!」という意見だ。

 今、機内のトイレから出て来た日本人乗客が、ドアを開けっ放しにしたまま、席に戻った。(ガクッ) このマナーの悪さ! 同じ日本人として、恥ずかしい。(怒) さて、と。 熱い紅茶をもう一杯飲んでから、キャンベル国務次官補、イノウエ議員とのミーティングのことを書く。


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