2010年3月1日:パート3

 午後(夜の)9時45分。 東京の部屋で、パソコンを起動させた。 午後7時30分から、都内某ホテルのカフェで、親しい政治関係者と情報交換した。 どう考えても、自民党の「審議拒否戦略」は失敗だった。(ガクッ!) 2つの首長選挙の勝利をテコに、(むしろ)国会論戦を通じて政府与党を攻め続けるべきだったのに!(ため息)

 情報交換に向かう直前、議員会館事務所に某社の新聞記者が訪ねて来た。 前回のブログの追伸で、「舛添要一氏が参院予算委員会のTV中継質問から外された事実」を知ったとのこと。 「なぜ、舛添さんを出さないのか、ちょっと理解に苦しみますね。最近、自民党のことが、ちっとも記事にならないんです。舛添さんや小泉進次郎さんの名前があると、やっと日の目を見るみたいな感じなのに。この人選、誰がどう決めたんですか?!」

 先週、党の会議で一緒になった菅義偉元総務相も、ちょっぴり憤慨していた。 「噂によると、参議院は、第一日目のTV中継質問から舛添さんを外したんだって?!参院自民党って、一体、何を考えてるんだろうなあ?」 複数の若手衆院議員も驚いていた。 「え?当然、TV質疑のトップバッターは、舛添さんでしょう!だって、他に発信力のある人、いないじゃないですか?!4ヶ月後には、選挙もあるって言うのに!」

 断っておくが、明後日のTV中継質疑の質問者が悪いなどとは、ひとことも言っていない! 質問に立つのは、林芳正参院議員(参院自民党政策審議会長)と脇雅史参院議員。 2人の関連質問(?)では、西田昌司参院議員(予算委員会理事)と義家弘介参院議員(文部科学部会長)が登板するとも聞いた。 この4人が、参院予算委員会のメインイベンターだ。 民主党政権の金融・経済政策、政治とカネの問題を厳しく追求出来るフォーメーションだと思う。 

 特に、「北海道教職員組合問題」の現地調査に入った義家弘介参院議員(日教組問題究明議連幹事長)の質問には期待している。 現場に足を運んで収集した情報(材料)がなかったら、迫力のある質問なんて出来るはずがないもの! ちなみに、総裁選挙で共闘した義家氏は、筋金入りの武闘派。 思い込んだら、損得抜きで行動する。(好きだな、こういう人!) 文部科学部会長に抜擢された時は、本当に嬉しかった。 世耕氏も、同じ気持ちだったに違いない。

 林芳正氏も、脇雅史氏も、政策通の「立派な政治家」だと思う。 が、今回の参院予算委員会(特にTV入りの審議)では、自民党をいかに国民にアピール出来るかが勝負なのだ。 知名度、発信力、国民の期待度。 どれをとっても、現在の参院自民党に、舛添要一前厚労相に比肩しうる政治家は存在しない! 参院予算委員会は、選挙前に自民党が反転攻勢をかけられる最後の機会になるかもしれない。 誰が質問をやろうとやるまいと構わないが、この場面で舛添氏を使わないのは「愚の骨頂」だ。

 地元のある会合で、参院議員の知名度に関する「ポケット世論調査」をやったことがある。 「皆さん、自民党の参院議員というと、誰が頭に浮かびますか?」という質問に対して、50代の支持者がこう言った。 「地元の山本一太は当然として、ええと、舛添さん、青木さん、スキーの荻原健司さん。それから、あの小柄でメガネかけたスゴく頭のいい人、世耕さんだっけ。後は、パッと出て来ないなあ!」 

 舛添要一前厚労大臣の知名度は、100%だった。 4ヶ月後の参院選挙を少しでも有利に戦いたいのなら、TV中継の入った参院予算委員会で「発信力のある舛添氏をトップバッターとして起用する」のは、誰が考えても、当然だ!(キッパリ) この人選は、(申し訳ないが)理解出来ない。 だいいち、こんな嫌がらせをして舛添氏を外すような余裕が、今の自民党にあるとは、とても思えない!!(怒)

 あ、お湯が沸いた。 今晩は、お腹に優しい「ほうじ茶」にしよう! この続きは、「舛添要一氏がTV中継質問から外された不思議:その2」で。

 
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