2010年2月28日:パート3

 高崎市と安中市で行われた街頭演説会。 自民党最年少(20代)の小泉進次郎氏は、「長老の排除」を主張しなかった。 代わりに、次のような表現を使った。

 「有名なベテラン議員の方々がテレビに出ると、なぜ、自民党は古い顔ばかり出すのかと言われます。(若手・中堅は、皆、同じことを選挙区で言われている。)が、私は、ベテランの方々も、頑張っていることを知っています。変わらなければいけなと分かっていても、どう変わったらいいのか分からずに、悩んでいるんです。だから、私のような一年生議員にも、意見を求める。自分が以前から持っていた自民党のイメージと違って、今の自民党には、若手の意見に耳を傾け、どんどん活躍させる包容力があるんです!」と。

 自分より、20歳以上若い小泉進次郎氏の話を聴きながら、改めて思った。 自民党は、進次郎氏のような「若手の逸材」を大切に育てる政党でなければならない、と。 デビューして半年間でこれだけの発信力(国民的人気)を身に付けた小泉進次郎という政治家に、参院選挙の応援で全国を飛び回ってもらうのは(申し訳ないが)当然だ。 自民党の「古色蒼然としたイメージ」を打ち破る切り札のひとつになる可能性もある。

 が、しかし、それでも、小泉進次郎衆院議員の「持って生まれた魅力」「類い稀なスター性」「とてつもない可能性」を消耗させるような使い方をしてはならないと思う。 もっとも、進次郎氏は、そんなふうに使われるほど、ナイーブではない。 米国のシンクタンクで修行を積んだせいだろうか? 若いに似合わず、冷静で、戦略的な部分があるもの!

 今回の群馬県での街頭演説プロジェクトは、小泉進次郎氏の独壇場だった。 自分も含めて、他の政治家のパフォーマンスは、完全にかすんでしまった感がある。(苦笑) が、自民党経済産業部会長として活躍する平将明衆院議員の言葉力は、明らかに進化していた。 参院比例区の自民党公認候補になった2人の候補者の訴えも迫力があった。 自民党は、明らかに変わりつつある。 ただし、今の変化のスピードでは、時代に淘汰されてしまうだろう。

 あ、パソコンの電池が切れかかっている。 続きは次回のブログで。


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