2010年2月13日:パート2

 午後(夜の)8時過ぎ。 高崎から東京に向かう列車の中で、パソコンを開いた。 熱い紅茶が飲みたい。 車内販売のカート、早く回って来ないかなあ。

 田村耕太郎参院議員が「民主党入党」を発表する数日前、2人で夕食を食べた。 以前からの約束だった。 「自民党が参議院選挙に勝つための唯一の望みは、あの総裁選挙に勝って、一太さんと世耕さんが選挙の陣頭指揮を取る!これだけだったと思いますね!」 真面目な顔でそう話していた田村氏の様子を思い出して、前回のブログの文章を一部、修正した。 「節操がなさ過ぎる!」を「変わり身が早過ぎる!」に。(苦笑) 「直滑降」が打ち上げた「言霊」は、半永久的に残るからだ。(ふう)

 「その3」にも書いたが、田村耕太郎氏が、「民主党の政治理念(=政策)」を変えられるとは、どうしても思えない! あの食事の席で、ハッキリ言った。 「たとえば、みんなの党に合流するというなら、まだ話は分かる!でも、田村さんが、小沢幹事長に誘われて民主党に行くというのは、反対だ!」と。

 もうひとつ、自分が心配していること。 それは、「民主党が政党支持率と投票先の世論調査で自民党を大きくリードしているからといって、民主党に鞍替えした田村耕太郎氏が当選するとは限らない!」という点だ。

 噂によると、タムコーは民主党の比例候補になるか、それとも、大阪の選挙区から出馬するか、そのどちらかになるようだ。 話によると、田村氏は、(いろいろな意味で)大阪に基盤があるらしい。 「大阪人」(関西人)は、発想が柔軟で、進取の気性に富んだ人々だ。 こんな経緯がなかったら、タムコーの持つ「明るさ」や「他の政治家にない個性」は、大阪の有権者の心をガッチリ、とらえたかもしれない。

 が、しかし、大阪の人々は、大らかな反面、「原理・原則には意外と厳しい」部分がある。 筋の通らないことや、あまりに義理・人情を欠いた行動には、「公然とノーを突きつける」傾向がある。 大阪出身で、内実は「コテコテの関西人」である「妻」にも、そんなところがあるもの。 「浪花節」の大阪の有権者が、田村耕太郎候補に、「よくぞ、自民党を離党して、民主党に加わった!」と拍手喝采で迎えてくれるだろうか?! 思った以上に、「厳しい批判」に遭う可能性もあるのではないか?!

 なるほど、「比例区の候補者」になれば、当選の可能性は(選挙区より)高まるかもしれない。 民主党は「比例区の得票」で、自民党を大きく上回る公算が高いからだ。 が、そうは言っても、当選には「15万票程度」が必要だろう。

 何度か「比例区の候補者」を応援した経験からすると、比例区の選挙は「本当に票の出にくい戦い」だ。 たとえば、地元で高い人気を誇る、あの橋本聖子参院議員だって、北海道で「10万を超える票」(ちゃんと調べてみないと分からないが)は取っていないと思う。 全国的に見ると、「売り出し中のタムコー」の知名度(山本一太は上回っていると思うが)は、舛添要一前厚生労働大臣や平沢勝栄衆院議員のレベルまでは、到達していない!

 結局、「地元の鳥取県でどれほどの得票が出来るか」が、当選の正否を分けることになる。 が、前回の地方区の選挙で「田村耕太郎」という名前を書いてくれた有権者のうち、どれくらいの人が「鳥取選挙区を離れたタムコー」に一票を投じてくれるだろうか?!

 あ、間もなく東京のアナウンス。 この続きは次回のブログで。
 

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