2010年2月13日:パート2

 午後(夕方の)4時15分。 新幹線で地元に向かっている。 午後6時から、お世話になっている県議の「役員互礼会」に出席する。 場所は渋川市。 自分にとっては、高校時代に青春の3年間を過ごした「第2の故郷」だ。(ニッコリ)

 タムコーに関するブログの続き。 田村耕太郎参院議員が自民党を離党して民主党に移籍した理由は、(本人のブログは見ていないが)一太流に解釈すると、こういことだろう。 「日本経済が再生出来るかどうかは、あと3年で決まる。当面、政権に戻る見込みがない自民党に留まるより、与党の民主党に飛び込んで経済政策に影響を与えるほうがベターな選択だ!」

 もともと気鋭の経営者で、政治家を辞めても生活には困らない田村耕太郎氏には、「自分の思った政策を実現出来ず、漫然と政界にいるくらいなら、議員バッジを外したほうがいい!」という気持ち(覚悟)もあるのだと思う。

 が、しかし、田村氏が入党したからと言って、民主党の経済政策を「根本的に転換出来る」とは到底、思えない! 民主党政権のレゾンデートルは、(ひとことで言うと)「構造改革路線の否定」だ。 実際、鳩山政権は、(革命や再編という言葉を使っても)「改革」という表現を使っていない! 口では「経済成長」とか、「成長戦略」などと言っても、彼らの意識の中に「成長」という概念があるとは、どうしても信じられない!

 いい悪いは別として、「社会主義的政策」の色合いが濃い「大きな政府」を志向した政党だ。 これに対して「保守政党」である自民党は、基本的に小さな(不必要なことをしない)政府。 自助、公助、共助の精神を踏まえ、経済成長によってパイを増やし、国民を豊かにするという「民主党と対峙する政策」の旗を、より明確に掲げていかねばならない! だからこそ、志を共有する若手・中堅議員が集まって「新世代保守を構築する会」(田村氏も中心メンバーの1人)を立ち上げたのだ。

 タムコーはいつも言っていた。 「鳩山民主党の政策は最悪だ。このままだと日本経済は破綻する!」と。 郵政民営化を逆行させる動きに関しても、「信じられない!」と憤慨していたはずだ。

 個人的には、「民主党の懐に飛び込んで、正しい政策を作らせたい!」という田村氏の「やむにやまれぬ気持ち」を信じたい部分もある。 が、しかし、つい最近まで、民主党の政策を「あれほど厳しく批判していた」田村耕太郎参院議員が、選挙の半年前になって「民主党に入党する」というのは、(いかに本人のことが好きでも)あまりに変わり身が早過ぎる!(ガックリ)

 あ、間もなく高崎のアナウンス。 この続きは「田村耕太郎参院議員の民主党入党に思う:その4」で。

追伸:小泉政権時代に始まった「構造改革路線」は、修正すべき点もある。 が、基本的な方向性は間違っていない。 自分はそう思っている。 経済が活性化して景気が回復しなかったら、社会保障の財源問題も、雇用問題も解決しない! 「強い経済」がなかったら、「優しい社会」は実現出来ないのだ。
 

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