2010年2月2日:パート4

 前回のブログ「新しい政策秘書に望むこと:その2」の続き。 「秘書」に、どのくらいの「戦闘力」(政策立案能力や文章力)があるのか?  漫画「ドラゴンボール」のスカウター(戦闘力計測装置)でもあれば別だが、実は「一緒に仕事をしてみないと」分からない! 学歴や経歴がやけに立派でも、「まともな文章」が書けない人間もいる。 結局、自分の望むアウトプットを出してもらうように、政治家自身が秘書を「好みのタイプ」(笑)に育てなければならない。 14年も政治家をやって、ようやく分かった。(ガクッ!)

 政治家山本一太が「新しい政策秘書」に求める「シンプルだが、なかなか難しい2つの条件」に、(あたり前とも言える)「政策立案サポート能力」は入っていない。 もっと大事なことは、「欠点だらけの自分を好きになってくれる」ことと、「最後は自分の決断を信じ、それに従ってくれること」だ。

 「政治」は、体力と精神力をギリギリまで消耗する「厳しいビジネス」だ。 ストレスも、緊張感も、並大抵ではない。 せめて、自分に思い入れを持ってくれる(=自分も好きになれる)スタッフを選べなかったら、とてもやっていられない! 以前のブログに書いた憶えがある。 何年か前に、自分のところに「長年に渡って仕えた某大物政治家のスキャンダル情報」を持って来た人物がいた。 生涯、名前を出すようなことはしないが、この裏切り行為! 思い出しただけでも、ムカつく。(怒)

 「こうするのが、00議員のためになる!」 第三者からそんなことを言われて、「上司の判断」を(ヒーロー気取りで)ブロックしようとするタイプの秘書が、時々、いる。 言っておくが、政治の世界で「こうするのがあなたのためですよ!」という言葉ほど、胡散臭いものはない。 ほとんどの場合、それは「自分のため」だからだ。

 人間は誰でも過ちを犯す。 が、しかし、1人の政治家が「政治生命」を賭けて決めたら、「右腕である政策秘書」には、その判断を信じて最後までついて来てもらうしかない! たとえ、それがどんな結果になろうと。 え? 別に悪事に手を染めるわけではない。(笑) 最悪でも、議員バッジを失う(=秘書は一時的に職を失う)くらいのことだ。

 ある気鋭の経営者が言った。 「一太さんは、常に性善説ですよね。でも、システムやマネージメントは、基本的に性悪説に立って設計しないといけない!」って。 それにしても、「人を使う」のは、難しい。(ため息) あ、そろそろ、来訪者が現れる時間だ。 山本一太事務所の「自由放任システム」(笑)に関しては、次回の(?)ブログで。
 

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