2010年1月28日

 午後(夕方の)5時。 議員会館事務所でパソコンを起動させた。 午前9時から始まった「参院予算委員会」(総括質疑)は、午後12時40分に終了。 午後4時からの参院本会議で、2009年度第2次補正予算が可決、成立した。

 午前9時に始まるはずだった参院予算委員会は、前日の審議で「亀井静香・金融担当大臣」が答弁中に「うるさい!」と叫んだ問題をめぐって、理事会が紛糾。 官房長官が委員会の冒頭に陳謝するという条件で協議が整い、1時間遅れのスタートとなった。 民主党議員の15分の質疑の後、自民党を代表して約30分の質疑に立った。

 「普天間基地移設問題」に絞って、鳩山総理、官房長官、岡田外務大臣、福島少子化問題担当大臣に質問した。 鳩山総理の答弁は、とても歯切れが悪かった。 議論の内容については、次回のブログに記したい。

 鳩山首相に真剣勝負を仕掛けている最中、閣僚席(最前列)に座っていた亀井静香金融担当大臣が、「ふあああ!」と、回りに聴こえるような大きな声で欠伸をした。 明らかにわざとだと思う。 間髪入れず、「亀井大臣、質問者がしゃべっている時に、大きな声で欠伸をするのはやめてください!」と突っ込んだ。(ちゃんと、議事録に残ったはずだ。)

 鳩山内閣には、閣僚席から平気で野次を飛ばす「複数の大臣」がいる。 「最もお行儀が悪い」のは、言わずと知れた「亀井静香大臣」だ。 野党議員の質問中に大きな声でがなり立てたり、「そんなつまらない質問に答えるつもりはない!」と言って答弁席から立ち上がらなかったり、大臣として答弁中に「うるさい!」と叫んだり、審議中に大きな声で欠伸をしたり...。 与党時代にも、閣僚席の大臣が思わず声を張り上げる場面がなかったわけではない。 が、これほど「不遜な振る舞い」をする大臣は、一度も見たことがない!(怒)

 亀井静香氏は、長年に渡って自民党で活躍した。 自分にとっては、「清和会」(旧福田派)の先輩にもあたる。 型破りなところはあるが、ダイナミックで、ガラッパチで、男気と人情味に溢れた「魅力的な政治家」だと思っていた。 2年半前の参院選挙で、群馬地方区に(山本一太の刺客として?)「国民新党の公認候補」(民主党推薦)が擁立されたが、亀井氏を恨むようなことはなかった。(まあ、大差で勝ったこともあるが。) 政策(特に構造改革)に対する考え方は違っても、政治家としての「躍動美」には、惹かれる部分もあった。

 が、大臣就任以来の亀井静香氏の「一連の立ち振る舞い」を目の当たりにして、完全に見方が変わった。 目下であろうと目上であろうと、国民の代表として真剣に質疑に臨んでいる政治家の質問をバカにしたり、目の前で欠伸をしたりする態度は許せない!(怒X2) 言葉は乱暴でも、守旧派のイメージが強くても、もっと「品格のある政治家」だと思っていた。こんな「唯我独尊」で、他人の意見に耳を傾けない人物が、「日本の金融政策」を動かしている。 本当に大丈夫だろうか?! せめてもの救いは、バランス感覚のある「大塚耕平副大臣」がサポートしていることだ。

 次の参院選挙では、「みんなの党」が「台風の目」になる可能性がある。 が、しかし、(政党支持率の推移をみても)亀井氏が率いる「国民新党」が躍進することはまずない!(キッパリ) 申し訳ないが、いかなる場合も、亀井大臣が「政界再編のキャスティングボードを握る」ことはないだろう。 理由はシンプル。 選挙に勝てない陣営に、若手、中堅が集まるはずがないからだ。(断言!) 参院予算委員会の質疑を通じて、改めてそう確信した。

 あ、そろそろ行かないと。

 
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