2010年1月26日

 午後10時。 東京の部屋で、パソコンを起動させた。 先ほど、テレビのニュースで、自民党の国土交通部会が岩手県の胆沢ダムを視察した映像が、チラッと紹介されていた。 自分が、昨年から仲間に「年末までに行こう!」と誘っていたダム視察。 「食中毒系のウィルス」にやられなかったら、国土交通部会の1日前に「YSコンビ」(山本・世耕)で現地に足を運ぶはずだった。(残念!) 世耕さん、ゴメン!!

 今回の国土交通部会の視察で、どんな成果があったのかは分からない。 が、2月に入ったら、「YSチーム」で改めて同じダムに行こうと思っている。 部会の調査とは「違った切り口」で現場を歩き、関係者に話を聞くことになるだろう。 日程の最初から最後まで、「twitterのダブル実況中継」をやるという実験も含めて!(笑)

 さて、本日は、参院予算委員会の初日。 全大臣出席の下で、テレビ中継入りの「7時間の審議」が行われた。 自民党を代表して質問に立ったのは、次の4人。 舛添要一前厚生労働大臣(参院予算委員会筆頭理事)、林芳正前防衛大臣、西田昌司参院議員、森雅子参院議員というフォーメーションだった。

 舛添要一氏は、鳩山総理と小沢幹事長の「政治資金問題」にソフトに触れた後、憲法を含むこの国のあり方について、大所高所から鳩山総理に論戦を挑んだ。 「鳩山総理VS舛添前厚労大臣」の議論は、さすがに見応えのある対決だった。 が、舛添氏の発するひと言ひと言に、「世論調査で有力な総理候補として浮上している」という「強烈な自負」と「計算」(=思惑)が感じられた。(ニヤリ)

 林芳正氏は、相変わらず紳士的な口調。 激しく詰め寄るスタイルではないが、民主党の経済・財政政策の矛盾を論理的に(かつ厳しく)追求した。 最大の成果は、菅直人財務大臣と仙谷由人戦略担当相の「知識の浅薄さ」と「分析の甘さ」を(国民の前で)あぶり出したことだ。

 が、しかし、今日のMVPは、西田昌司参院議員だろう。 質疑の全てを「政治とカネ」の問題に絞り、一貫して追求の手を緩めなかった。 与党席からは、轟々たる野次の嵐。 それをものともせず、最後まで走り続けた「胆力」(精神力?鈍感力?)はスゴい!(パチパチパチ)

 鳩山総理と小沢幹事長の政治資金問題を執拗に追求することには、リスクが伴う! 自民党のコアな支持者はともかくとして、多くの国民は(小沢幹事長の説明は不十分だと思っていても)「政治とカネの質疑」に辟易としている部分がある。 最近は、地元の支持者から、よく叱られる。 「一太さん!政治とカネもいいけど、もっと大事なこと(景気対策等)があるだろう?!」 西田参院議員の事務所には、応援のメッセージと同時に(いや、それ以上に)「抗議と怒り」の電話(又はメール)が届いているに違いない!

 それが分かっていながら、西田昌司氏は(臆することなく)「最も難しい役目」を果たした。 だから、質問中は委員会室を一瞬も離れず、「応援の野次」を飛ばしたのだ。

 参院予算委員会の理事でもあるその西田氏が、舛添要一筆頭理事に直訴したらしい。 「明後日の総括質疑では、山本、世耕の両氏に立ってもらったほうがいい!あの2人を使わないのは、もったいないですよ!」と。(西やん、いいとこ、あるなあ!(ニッコリ))

 国会対策委員長と幹事長室が反対しない限り、明後日、「参院自民党のパブリックエネミーズ」(笑)と見なされている「YSコンビ」が、質問に立つことになりそうだ。 え? テレビ中継は入りません! でも、鳩山総理を含む全閣僚出席の総括質疑だ。 質問の内容にインパクトがあれば、夜のニュースに取り上げられる可能性もある。

 ただし、(仮に質問が決まったとしても)もう「政治とカネ」の問題はやらない! 質問時間は、恐らく1時間程度。 「外交・安全保障の問題」を中心に、鳩山内閣の姿勢を質したいと考えている。

追伸:外交安保と言えば、明日の昼、「北朝鮮外交を慎重に進める会」をセットした。 場所は党本部5階のブロック第5会議室。 ゲストスピーカーは、安倍晋三元総理だ。 会の中心メンバーである6人(菅義偉氏、下村博文氏、高市早苗氏、世耕弘成氏、塚田一郎氏、山本一太)は、全員が出席する予定だ。

  
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