2010年1月17日

 午前8時過ぎ。 新幹線で地元に向かっている。 今日は上毛高原駅で降りて、沼田市に向かう。 名物市長と一緒に、市内の挨拶回りをやる。 前回、行けなかった場所をカバーする予定だ。

 昨晩の情報交換ミーティングで、党大会での小沢一郎幹事長の様子をつぶさに聞いた。 ひとことで言うと、小沢氏は、「かつての田中角栄元首相」に酷似して来た気がする。 故田中首相は、検察を牽制するために「自分がいかに実力者であるか、政治的影響力を持っているか」を誇示し続けた。

 「自民党長期政権」の弊害や癒着の体質を厳しく批判し、「政権交代」という革命を成功させた「若くて清新なはずの民主党」が、彼らが忌み嫌っている「古い自民党の手法や金権体質」の権化とも言うべき政治家に支配されている。 なんと「皮肉」な話だろう。(苦笑) 

 自分はこの通常国会が「政治とカネ追求一色」になってしまうのは、日本にとって不幸だと思っている。 過去のブログに「小沢幹事長に何が起ころうと、敵失で自民党への信頼は回復しない!」と書いた。 今でも、その見方は変わっていない。

 が、しかし、今回の鳩山総理の対応は(どう考えても)異様だ。 内閣総理大臣が「ぜひ、(検察と)戦ってください!」などと発言したら、それは行政のトップである総理が「検察を信用していない!」と公言しているようなもの。 こんな、現職総理まで巻き込んだ「政権政党VS検察」の構図、とても先進国とは思えない! 国際社会から笑われる。(ガクッX10) 

 さらに驚くのは、民主党内で「小沢氏を批判する声」が上がらないこと。 昨日の党大会では、小沢幹事長の演説に「大きな拍手」が沸いたらしい。 誰がどう見ても、今回の「政治資金問題」に関する小沢氏の説明は不十分だ。 なぜ、誰もおかしいと言わないのか?! どうして「堂々と事情聴取を受けるべきだ!」という意見が出て来ないのか?! なぜ、民主党(=鳩山総理)は、(こうまでして)「小沢幹事長との一蓮托生戦略」に踏み込むのか?! 自分には全く理解出来ない。 

 経済も外交も問題山積だ。 この問題に早くケリをつけて、まともな予算審議をやらねばならない。 そのためには、小沢幹事長に「納得のいく説明」をしてもらわないと。

 あ、間もなく目的地。 この続きは次回のブログで。

 
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