2009年10月26日:パート2

 午前10時から約10分の参院本会議。 北朝鮮による拉致問題特別委員会(所要3分)に顔を出した後、党本部で行われていた広報本部正副本部長会議に遅れて出席した。

 午前10時45分から両院議員懇談会。 谷垣禎一総裁の挨拶の後、オープンな意見交換へ。 様々な意見が出た。 「野党になったことを契機に構造改革路線を根本的に変えるべきだ!」「いや、4年前の選挙は構造改革を掲げて勝った。選挙に負けた原因はむしろ構造改革路線を貫徹出来なかったことだ!」「構造改革と規制緩和は必要だ!」「来年の参院選挙に向けて、新しい戦略を早く打ち出して欲しい!」等々。 大島幹事長がひとつひとつの質問に丁寧に答えていた。

 両院議員懇談会が開かれたのは党本部8階の会議室。 人数が減って、党本部でも出来るようになった。(苦笑) この懇談会、毎週(少なくとも2週に1度くらい)開いていただけないだろうか? そうすれば、皆が執行部に対して意見を言える場になる。(こんな民主的で、オープンな仕組みはない!) 後で谷垣総裁と大島幹事長にお願いしてみよう。

 「2つの参院補欠選挙」は自民党の敗北に終わった。 確かに、予想以上に「善戦した」と言えるかもしれない。 が、この2つの選挙の結果を見て「反転攻勢の手がかりを掴んだ」というのはあまりに甘い分析だ。 業界団体にもまだ「自民党与党の余韻」が残っている。 この9ヶ月で状況は大きく変わるだろう。

 11月1日に自民党群馬県連主催の「国会議員・県会議員合同会議」がセットされた。 議題は正式に通知されていないが、県連会長人事問題に決まっている。 この場で「話し合い決着」がはかられる(新しい県連会長が決定される)可能性が高い。(ため息) この件については改めて!

追伸:
1.以前も「直滑降」で触れた「選挙の鉄則」のその1。 それは「選挙に弱い政治家」のアドバイスを聞かないことだ。(笑) 逆に言うと、選挙に勝つためには「選挙に強い政治家」の戦略を参考にするのが常識でしょう? どんな組織だって「成功しているモデル」を採用する。 ところが、不思議集団「参院自民党」では、このシンプルなルールが通用しない!(ガクッ!)

 来年の参議院選挙を本当に勝ちたいのなら、「逆風を跳ね返して小選挙区で当選した衆院議員」「2年前の厳しい参院選挙の1人区で生き残った地方区の参院議員」「全国を飛び回って個人の発信力で当選した比例区の参院議員」「複数区でトップ当選している参院議員(ほとんどいない)」を中心に選挙戦略チームを作る必要がある。 有権者のハートを掴めなかった政治家に「新しい選挙のビジネスモデル」なんて構築出来るわけがない! もう、トホホって感じだ。(苦笑)

2.参院本会議場である議員の「偉そうな振る舞い」を見た。 何を勘違いしてるんだ、コイツ!!(笑)
 

直滑降レポートを応援していただける方は、blogランキングへ

山本一太オリジナル曲「素顔のエンジェル」無料配信中!