2009年9月30日:パート3

 午後(夜の)10時45分。 東京の部屋でパソコンを起動させた。 午後6時30分に「河野太郎選対」の慰労会に合流。 30分ほど顔を出してから、中央大学に向かった。 「政策演習」には12名の受講生が集まっていた。 あれ? 1名を除いて全員が「政治とメディア」の講義に出席していた院生じゃないか!(笑) でも、ちょっと嬉しかった。 こんなに大勢の人が続けて(違う授業を)受講してくれるということは、「前回の講義」の評判が悪くなかったということだもの!(ニッコリ)
 
 最初の講義では「自民党総裁選挙」のホカホカのエピソードを交えながら、自民党と民主党の政策スタンスの違いを解説した。 50分のスピーチの後、「河野太郎候補」が掲げた「保守政党・自民党」の理念や哲学について議論した。 次回の講義は「異なる形式」でやろうかなあ。
 
 さて、ここからは「自民党群馬県連会長人事問題」の続きを書く。 先週、地元紙(上毛新聞)の1面に山本一太の意見が掲載されていた。 「県連会長は(来年の参院選挙を戦う)中曽根弘文前外務大臣がいいと思う。県議団との一体感が生まれるからだ。」
 
 この考えは今でも変わらない! が、しかし、県議団の一部から「従来のルール」(国会議員同士の話し合いで県連会長を選ぶ)を踏襲することに反対論が噴出している理由もよく分かる! そうだとすると、「自民党県連会長」も(県連幹事長と同様に)オープンな選挙で選出するべきだ!(キッパリ)
 
 「国会議員と県議会議員のみの投票で県連会長を決める」という考え方もあるだろう。 が、「選挙で選ぶ」というのであれば、「県内の自民党員2万人」による投票で決めるのが「最善の策」だ。 国会議員であろうと、県会議員であろうと、市会議員であろうと、立候補したい人は誰でも手を挙げたらいい! 「なぜ、県連会長になりたいのか?」「崩壊の危機にある保守王国の自民党をどう改革し、立て直していくのか?」「来年の参院選挙をどんな戦略で戦うのか?」 そうしたことについて各候補者が所見を述べ、国会議員や県会議員を含む「党員」の判断を仰げばいい!
 
 なぜ「県連会長を選挙で選ぶべきだ」と思うのか? 理由は次の5つだ。
 
1.自民党は野党に転落した。 与党時代のように、群馬県の自民党のトップである「県連会長」を当選回数や順番やイメージだけで(漫然と)決めるような余裕はない! 「窮地に陥った群馬県の自民党を再建する」という使命を帯びた「県連会長」なのだ。 自ら手を挙げて、「私はこんな戦略で、こうやって民主党と戦う!」とハッキリ示せない政治家に「非常時の県連会長」なんて務まるはずがない!!

2.新しい県連会長の下で「自民党県連の改革と民主党への反転攻勢」を果敢に進めていくためには「強いリーダーシップ」が不可欠だ。 「党員の民意で選ばれた」というレジティマシー(正統性)があってはじめて、皆の協力を得ることが出来る! 政治家の力の源泉は常に「民意に支えられているかどうか」だ。

3.今回の衆議院選挙で(かつて保守王国と呼ばれた)群馬県は「3人の重鎮」を失った。 国会議員も、県会議員も、自民党支持者の方々も「敗北のショック」から完全に立ち直っていない! このタイミングで「党員を巻き込んだ県連会長選挙」をやることは、意気消沈した自民党県連を活性化するプロジェクト(反転攻勢のための最初のキッカケ)になり得る。 え? 「2万人の党員」にハガキを送付するのは、けっして難しい作業ではない! たとえば、各地域で党員集会を開いて、候補者の意見を聴いてもらったらどうだろうか?

4.地元の自民党支持者(自民党員)の方々からよくこう言われる。 「一太さん!4千円も党費を払っているのに、特典は自民党総裁選挙への1票だけ。もう少し党員を党の政策や運営に関与させるべきじゃないか!」 「県連会長を決める選挙」への参加を通じて、自民党員としての意識を少しでも高めてもらう。 ここが重要だ。

5.衆議院選挙で「壊滅的に負けた」幾つかの県でも、「新しい県連会長を選ばなければならない羽目」に陥っている。 ある県では「県連会長を党員投票で選出する方針」だと聞いた。(あーあ、先を越されちゃった!) 戦後最多の「4人の総理」を輩出し、日本の政治を中枢を動かして来た上州群馬県こそ、自民党の「新たなビジネスモデル」(=県連幹事長も県連会長も選挙で決める)を率先して打ち出し、他の地域の模範とならねばならない!!

 あ、お湯が湧いた。 熱いほうじ茶を一杯飲もう。
 

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