2009年9月30日

 「谷垣禎一総裁」を支える自民党の新しいリーダーシップ(執行部人事)が正式発表された。 幹事長に大島里森国会対策委員長、総務会長に田野瀬良太郎元財務副大臣、政調会長に石破茂前農水大臣が任命された。 大島国対委員長の後任は川崎二郎元厚生労働大臣に決まった。 え? 参院議員会長は尾辻秀久氏が留任?! ということは、現在の「参院自民党の執行部」もそっくりそのまま残るということだ、な!(ガクッ!) つまり、参議院自民党は「今と全く同じ体制」で「壊滅的に負ける可能性の高い9ヶ月後の参院選挙」に突入することになる!!(ため息)
 
 谷垣総裁は党内(国会議員と党員)の「民意」(6割の支持)で選ばれた。 「存亡の危機」に直面した自民党を再生させるために頑張っていただきたいと思う。 この「党3役」は新総裁にとって(恐らく)最もやりやすい布陣なのだ。 なるほど、「派閥単位」ではなく「実力本位の人事」ということなんです、ね! ひとつハッキリしたことがある。 それは(この人事を見る限り)谷垣総裁が「徹底的な党改革の断行」にはあまり重きを置いていないということだ。 むしろ、民主党との国会論戦にエネルギーを集中させたいということだろう。
 
 それにしても、この「3役人事」は谷垣総裁が総裁選挙で繰り返し強調していた「皆でやろうぜ!」路線なのだろうか?! 「若手や女性を抜擢する!」という公約は、どんな形で実行されるのだろうか?!
 
 「党3役」にいわゆる「若手・中堅」は入らなかった。 あ、もしかすると、幹事長代理とか、政調会長代理のポストに「若手・中堅議員」(たとえば新総裁と極めて考え方の近い「西村康稔衆院議員」等)の起用を考えているのかも! ただ、与党と野党ではポストの重みが全く違う! 野党になった自民党の幹事長代理とか政調会長代理の役職に「かつて与党だった頃の存在感や発信力」はない! 仮に若手・中堅議員が「代理ポスト」に就いたとしても、「副大臣クラスに若手を登用した」みたいな感じだ。(苦笑) 国民の目には「抜擢」とは映らないだろう。
 
 「来年の参議院選挙」への対応については、党内でガンガン意見を言わせてもらう! 「座して死を待つ」ようなことは出来ない!!(怒)
 

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