2009年9月19日:パート5

 「自らの欲望」(物欲や肉欲)のためには、平気で「親しい人間」を裏切り、平然とウソをつく! 自分はそういう不誠実で、権力志向の強い人間が(直感的に)分かる! 顔の表情、目つき、言葉遣いに「隠された内面」が垣間見えるのだ。 分かるだけではなく、かなりのことを知っている!! もちろん、書かない!(「直滑降」はゴシップ雑誌じゃないから!(笑)) やっぱり最後は「人間性」でしょう。 え? 「この数行」は今回の総裁選挙とは全く関係がない。 誤解されないように言っておきます!
 
 さて、所信表明演説や幾つかの討論会での「3人の総裁候補」の議論に耳を傾けた。 ここまでの感想を述べたい。 「谷垣禎一元財務大臣」は、自民党安定期の「総理大臣」としては申し分のない政治家だと思う。 政策通だし、誠実な人柄だし、バランス感覚もある。 安定感は抜群だ。 谷垣氏を応援する同僚議員の気持ちはよく分かる!
 
 が、しかし、自民党は野党に転落した。 党が「存亡の危機」に直面した今、谷垣元財務相の「ふわっとした全員野球」で自民党の再生が図れるとはどうしても思えない! ここまで壊れてしまった党を蘇らせるためには「部分改築」ではダメだ! 「いったん解体して立て直す」しかない!(キッパリ)
 
 河野太郎氏と同年代の「西村康稔・前外務政務官」は自民党の次世代ホープの1人だ。 マスクもいいし、能力もある人だと思う。 本当なら「よかった!ぜひ頑張って欲しい!」と素直に言いたいところだが、今回に限っては「正直な山本一太」の口から(どんなに努力しても)「その言葉」が出て来ない!(西村さん、ゴメンね!) それは「西村氏の擁立や推薦人集め」の背景に「派閥実力者の影」(長老たち(?)の思惑)を感じるからだ。 
 
 河野太郎氏を立候補させるために、「仲間たち」と必死で飛び回った。 自民党が変わったということを国民にアピールするために「派閥主導の総裁選挙」は絶対にやらない! これが自民党の若手・中堅議員の「共通の思い」だったはずだ。 立候補を目指しながらも「20名の壁」を超えられなかった「小野寺五典・元外務副大臣」を推した若手・中堅グループも、「同じ合い言葉」の下で頑張ったのだ。 その意味で、(残念ながら立候補を断念した)小野寺氏の戦いには「大義」があった。
 
 朝から晩まで永田町をスラロームする中で、突然、(全国的には無名に近い)「西村康稔氏」の名前が急浮上した。(少なくとも自分はそう感じた。) そして、ある時期から「推薦人集めレース」で優位に立った。 新聞紙面には「西村氏と森喜朗元総理が会談。森氏が西村康稔氏の立候補を容認」みたいな記事が掲載された。 本当かどうかは分からないが、西村氏が「青木幹雄・元参院議員会長」や「他の派閥の領袖」とも会ったという噂が流れて来た。 そんな時、所属する派閥の会長から河野太郎を一緒に押し上げて来た仲間のところに電話が入った。 「河野太郎の推薦人をやめて、西村氏を応援出来ないか」という連絡だった。(怒)
 
 「党内の派閥実力者」による「複数の若手候補擁立」の動きは若手・中堅の「分断工作」ではないのか? そう思った理由はいろいろある。 が、しかし、この件についてはきちっと「事実関係」を確認してから書く。 あれ? まるで政治ジャーナリストみたいだ、な。(笑)
 
 あ、そろそろ夕食の時間だ。 この続きは次回のブログで。
 
追伸:
1.森喜朗元総理のことを聞かれた西村候補が、「立候補の了解は頂いたが、応援は頼んでいない!」という意味のことを言ったらしい。 森元総理(清和政策研究会の最高実力者)が容認したというそのことだけで、派閥のメンバーに影響力があるのに!(笑X3)

2.本日も有楽町マリオン前で街頭演説に立った。 地盤もカバンもないところから政界に飛び込み、政権交代の暴風雨を生き抜いた平将明衆院議員がこんなことを言っていた。 「一太さん、私の親戚に政治家は1人もいません!私の基準からすると、大物政治家の娘婿である西村さんも2世議員だと思います、ね!」
 
 
直滑降レポートを応援していただける方は、blogランキングへ

山本一太オリジナル曲「素顔のエンジェル」無料配信中!