2009年4月11日:パート4

 午前9時20分。 新幹線で地元に向かっている。 今日は渋川市を中心に挨拶回りをやる。 が、どこかで地元秘書とじっくり話す時間を作らないと。
 
 あんまりカッコつけて、回りに「事実と違う説明」をするなよ、な! 自分で自分の首を絞めることになる。 「壁に耳あり、障子に目あり」ですよ!(怒)
 
 同僚議員からメールが来た。 「眠れない夜とか沸点を超えた怒り」の内容をこっそり教えてくれませんか、と。(それは言えない!) でも、「直滑降」に綴る一行一行には意味がある。 ハッキリした意図がある。 それだけは間違いない!
 
 「一太さんの言う『政治活動のグレーゾーン』って、具体的にはどういうことですか?」という質問が来た。 現在の政治資金に関する法律には「曖昧な部分」がある。 適切か不適切かの「ギリギリの境界線」があるのだ。 これは公職選挙法についても言える。
 
 たとえば、香典の出し方、新盆回りの方法、会費の支払い等についても「どこまでが適切でどこまでが不適切なのか」について様々な解釈がある。 「陳情への対応」もそうだ。 しかも(「秘書給与問題」がいい例だが)、ひと昔前までは公然と行われていたことが、ある日、ルール違反として厳しく罰せられたりする。 昨日まで大丈夫だと思っていた「政治活動の物差し」が、今日は違法行為になりかねない。 20年くらい前には「交通違反の握りつぶし」みたいなことを、与野党の政治家がやっていたという噂を聞いたことがある。(真偽のほどは分からないが...) こんなこと、今ではあり得ない。 ここが政治の恐いところだ。
 
 政治とおカネに関わる細かい決まりやルールを100%完璧に守っている国会議員って、ほとんどいないと思う。 与野党に関わらず、(少なくとも)自分の回りには見あたらない。 皆、程度の差こそあれ、悩みながら「正しい政治活動の姿」を模索しているのだ。
 
 前回のブログにも書いた。 地元の慣習や既存の政治文化と戦いながら、一生懸命、「古い体質」を変えようと悪戦苦闘して来た、と。 7年前の「政治資金公開」の際は、地元の秘書(故人)が(自分のことを守ろうとして)なかなか必要なデータを出さなかった。 「一太さん!なぜ、こんなことまで雑誌に載せないといけないんですか?他の事務所は出してませんよ!こんな数字。政敵に弱点を晒すようなものです!」「うちの事務所のやり方がまずいというなら、他の議員の事務所は全部ダメです!」などと主張した。 
 
 それでも、「他の事務所がこうだから、皆がやっていることだからというのを基準にしたらいけない!00さん、そうでしょう?!こんな情報さえ公開出来ないなら、もう政治家は辞めますから!来週の月曜までに必ず教えてください!」と押し切った。
 
 え? もちろん、全てが思い通りにはいかない。 「新しい政治文化を創る試み」は道半ばの状態だ。 それでも、他の大多数の自民党議員に比べて、自分の「政治活動を透明にしよう」という熱意や努力はけっして引けをとらないと自負している。

 そそっかしくて、脇が甘いところはあると思う。 が、他人を騙すとか、誰かの物を盗むとか(これは犯罪だ)、違法な口利きで収入を得るとか、秘書に危ない指示を出すとか、そんなことは一切やっていない。 
 
 銀座や赤坂に(ましてや地元の00村に?(笑))愛人なんていないし、痴漢や盗撮の趣味もないし、新興宗教に染まったりしたこともないし、銀座や赤坂や六本木で豪遊したこともない。 まあ、自分に近づいてくる全ての人間の「身元調査」(素行調査)をやっているわけではないので、「悪意のある人間」に騙されていたり、「信頼している人物」にすっかり裏切られていたり、「筋のよくない人物」に(知らず知らずのうちに)利用されたりみたいなことがないとも言えない。(ちょっと思い浮かばないけど...) 万一そんなことが出て来た時は、自分の知っている「あらゆる情報」を表に出すだけだ。
 
 すなわち、「政治家山本一太」には「陰で誰かにゆすられたり、脅かされたり」するような「スキャンダルの種」はない!!(怒X3) あ、間もなく高崎。 この続きは次回のブログで。
 
追伸:なるほど、「昔の経緯」を知っているから(何度頼まれても)「うん」と言わなかったんだ、な。 「情報」は重要だ。


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