2009年3月10日:パート2

 昼の12時20分。 午前中の予算委員会を終えて議員会館事務所に戻って来た。 「花粉症」の影響で頭がボーッとしている。 そうでなくても遅い「頭の回転数」が半分以下に落ちている感じだ。(苦笑)
 
 午前9時からの厚生労働部会で「長勢甚遠・年金委員長」から説明のあった「社会保険料等の延滞金を軽減するための法案」が了承された。 法案の趣旨はこうだ。 「事業主」は毎月の厚生年金保険料を翌月末までに納付することになっている。 保険料を納期限までに納付しない事業主については、社会保険事務所から督促状が送付される。 納期限から約3週間後までに納付がない場合には、保険料額につき年14.6%(日歩4銭)の割合で計算された「延滞金」を支払わなければならない。
 
 これに対して「国税」の延滞税の利率は一定期間の日数については軽減されている。 この厳しい経済情勢の下で、厚生年金保険料等を支払いたくても、なかなか納期限までに収められない事業主が増えている。 こうした状況を踏まえて、厚生年金保険料等の支払い関しても、(納期限から一定期間の日数については)延滞金利を軽減するというものだ。 
 
 たとえば、「国税徴収」の場合、納期限から3ヶ月の延滞金利率は(平成21年だと)4.5%になっている。 いくらなんても、(高利貸しじゃあるまいし)14.6%は法外だ。(怒) 法案では軽減利率と軽減割合を「国税徴収」の例に合わせて14.6%から4.5%に軽減することを盛り込んだ。
 
 この法案を了承した厚生労働部会でも総務会でも同じ趣旨の発言をした。 「今回の法案には全面的に賛成します。どうせやるならもっと踏み込んで軽減したらいいのではないかという気持ちもありますが、最初の一歩としては重要だと思います。が、景気対策(中小企業対策)という側面があることを考えると、更なる措置の検討が必要になるのではないでしょうか。長勢委員長から金融関係の部会にも繋いでみるというお話がありましたが、ぜひ、この法案を契機に中小企業をサポートする仕組みを引き続き検討していただくようお願いします!」
 
 この件については、「丸川珠代参院議員」が呼びかけた有志の勉強会で議論を続けていくことになった。 あ、そろそろ予算委員会に戻らないと。


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