2009年2月26日

 午前8時30分の「行革・公務員制度改革委員会」に30分遅れて飛び込んだ。 ちょうど「塩崎恭久元官房長官」がしゃべっているところだった。 「公務員制度改革」の議論に熱心に参加して来た衛藤晏一氏、柴山昌彦氏、丸川珠代氏等から「塩崎発言と同じ趣旨の意見」が続いた。 自分は発言しなかった。 以前のブログにも書いたが、「公務員制度改革の本質」がストンと胸に落ちていない。 確信のないことを言っても、インパクトがない。 その点、安倍内閣の官房長官として公務員制度改革に取り組んだ塩崎氏の言葉には「熱と説得力」があった。 「こんな内容では、国民に理解されませんよ!(怒)」
 
 今日の議論を通じて、3つのことがハッキリした。 「公益法人」をめぐる天下りや渡りの問題は残っていること。 麻生総理の「天下りや渡りを前倒しで廃止する」という英断は評価するものの、依然として「国民に説明しにくい部分」があるということ。 そして、「個々の具体的な改革」を実施した場合の「シミュレーション」を(現時点で)政府側が持っていないことだ。 塩崎先生、ガツンとやれなくてゴメンナサイ! 「確信」が持てるまで、当面の間は「直滑降」で「援護射撃」しますから、ね!!
 
 党の「選挙制度調査会」に出る度に「疑問に思う」ことがある。 「雛壇」に座った方々がことあるごとに、「電子投票法案改正案については民主党と話がついている」と強調する。 が、これって本当だろうか?! 「当該委員会」の民主党理事は「電子投票制度を一刻も早く導入しなければならない!」と考えているのだろうか?! 
 
 過去、ほぼ同じ内容の法案が一度は衆議院を通過している。 これは事実だ。 が、しかし、現時点でも「自民党内さえまとまれば、明日にも委員長提案が出来る」みたいな状態なのだろうか?! 民主党は「電子投票システム」のデータが改ざんされる可能性をどう考えているのだろうか?! 「電子投票機器」の選定プロセスに「何か不透明な構造」を感じないのだろうか?!
 
 「吉村剛太郎・政策審議会長」の言葉ではないが、参院自民党では「慎重意見」が、日に日に強まっている。 この状況下で、「電子投票法案」を今国会中に成立させる(=次の衆議院選挙に間に合わせる)などということは、普通では考えられない! もちろん、自民党の「衆院サイド」が「参院自民党」の意向を全く無視して「民主党と結ぶ」というなら話は別だ。 が、その「代償」はかなり大きなものになる。
 
 万が一、次の選挙で「民主党政権」が誕生したとする。 「民主党政権下なら『電子投票法案改正案』は簡単に成立する!」などと言いふらしている人物がいるらしい。 が、仮にそうなった時は、「最大野党自民党」の代表として(次の3人が)参院予算員会の質問に立つ。 西田昌治氏、世耕弘成氏、山本一太という「新・疑惑追及トリオ」だ。(笑) ここにはとても書けない「事実」を国民の前で明らかにする。 民主党関係者の皆さん、そこだけはぜひ「頭の片隅」に入れておいてください!! 


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