2009年1月20日:パート3

 午前零時。 腹筋と腕立て伏せが終わった。 よし!お腹はまだ全然出ていない!(ニッコリ) 熱い紅茶を飲みながら、本日最後のブログを書く。
 
 午後2時からの「政調全体会議」では、久々に「自民党らしいオープンな議論」が交わされた。 「法案の付則に2011年を明記する」方針を支持したのは7、8人。 反対したのは14、5人だった。 前回に比べると、明らかに賛成意見が増えた。 が、それでも「反対の主張」のほうがずっと多かった。
 
 自分は(反対の意見であっても)「真っすぐに持論を展開する」政治家を尊敬する。 「2011年という目標時期を盛り込む」ことに賛同した人々にも、哲学や信念がある。(プラス胆力も!) 「誰が何を言ったのか」は書かない。 が、「全ての賛成意見」を「形状合金の記憶版」に焼き付けた。 ただし、選挙戦で「消費税引き上げ時期の法制化」への批判が噴出したとしても、今日の見解は絶対に変えないでくださいね! 何しろ、政治家としての「信念」なんですから!!
 
 今日の議論で「2つのこと」を発見した。 ひとつは、あの会議室に「自分より選挙の強い政治家が何人もいた」ということだ。 「国民に消費税引き上げの必要性を説明するのは政治家の義務だ!ちゃんと説明すれば納得してくれる!」 このフレーズはスゴい! よほど地元を回り、選挙区の有権者の「絶大な信頼」を得ていないと言えない言葉だ。
 
 残念ながら、政治家山本一太は「将来の社会保障にこれだけお金が必要だから!」という理屈だけで、不況に苦しむ地元の有権者に「経済がよくなったら2011年から消費税を上げますのでヨロシク!」なんて説明出来ない! 何度も言って来たが、国民に負担(増税)を受け入れてもらうためには、「政治が自ら身を切る覚悟」を示さなければならない! 麻生内閣からはまだ「何の説得材料」も出て来ていない。 「議員定数削減」の具体案も、「行政の無駄削減」の数値目標も、徹底した「天下り撤廃」も...何もない!! こんな状況でどうやって支持者を説得すればいいのだろうか?!
 
 もうひとつの発見。 それは、一部の政治家が「国民の政治不信の深刻さ」を全く分かっていないということだ。 え? 消費税を10%に上げれば、「社会保障のセーフティーネット」が充実し、国民に安心感を与えられる?! その結果、国民の消費が増えて経済にもプラスだって?! それは国民が「税金が正しく使われる」という認識を持っていることが前提でしょ?!(苦笑)
 
 残念ながら、国民の政治への信頼は大きく失われている。 「宙に浮いた年金問題」はまだ解決していない。 次々に不祥事が発覚した「行政の無駄遣い」への疑念は消えていない。 本気で消費税を引き上げるというなら、たとえば「議員定数は今後4年間で3割削減する」とか、「今後4年間で3兆円の無駄削減する」とか、「『渡り』はいかなる場合も認めない」とか、そうした「国民を説得するための提案」が自然に出て来るはずだ。
 
 昨日、麻生総理が「議員定数や議員歳費等」についての検討を党に要請したというニュースが流れた。 が、しかし、現時点では具体的な削減プランや数字は何ひとつ示されていない。 政府は「2011年を明記した付則」を今週中に決めようとしているのだ。 その前に(あるいは同時に)「国民を説得する姿勢」を打ち出すのが当然ではないか!!(怒)
 
 明後日(1月22日)、「財政・金融部会」がセットされた。 ここで政府の「付則の条文案」が提示される。 情報によれば、党幹部はこの部会で「付則案の了承」を取り付けたいようだ。 え? 金曜日に閣議決定しないとスケジュール的に間に合わないって?! 「2011年」は残した上で、中央突破を図ってくるらしいって?! 「自民党の常識」から言うと「無理」だ。 仮に「出席者の半数以上」が反対したら、部会長が取りまとめるなんて出来るわけがない。 ふむ。 一体、どうするつもりなんだろう???
 
追伸:選挙さえなかったら、思い切り「正体を暴いてやる」のに!!(ムカX5) あ、またこんなこと書いちゃった。(反省!) 気がついたら午前(夜中の)1時過ぎ。 深呼吸をしてから寝る。
 

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