2009年1月18日

 午前11時50分。 東京から高崎に向かう列車の中でパソコンを開いた。 昨晩、安倍晋三元総理が麻生総理の私邸に足を運んだらしい。 ひと言でいうと、安倍元首相は「党内のムード」を麻生総理に伝えに行ったのだと思う。 麻生総理には「党内の議論」をしっかり見極めて判断していただきたい。
 
 今日の朝刊によれば、都道府県の自民党幹事長たちが決議文を採択した。 その決議文を昨日の全国幹事長会議で紹介したとのこと。 「麻生総理に批判的な一部の国会議員の言動は理解に苦しむ。愛党精神の欠片もない国会議員に厳しい処分を課すことを要請する」という内容だったらしい。 ふと思った。 この「愛党精神の欠片もない政治家」って、誰のことを指しているのだろうか、と。(笑)

 景気回復のための政策提言を発表した塩崎恭久官房長官? 増税を言う前に議員定数削減の具体的プランを出すべきだと主張する山本一太を含む7人のグループ? それとも「『渡り』の例外規定を認められないと政府に突き返した石原伸晃行革・公務員制度改革委員長? あるいは、「日本経済の非常事態に対して大胆な景気対策を打っていこうというこの時期に、わざわざ2011年からの消費税引き上げを法律の付則に明記する意味が全く分からない!景気に逆効果だ!」と疑問を呈している中川秀直元幹事長?! それとも、実は中川氏と同じ感覚を持っている「党内の大勢の議員たち」のことを指すのだろうか?!
 
 自民党国会議員の1人として、それぞれの地元で自民党のために活動している「県連の全ての関係者」には心から敬意を表したい。 とりわけ、「幹事長」は県連のエンジンだ。 県連のリーダーである幹事長に率いられた各県連の日々の努力が自民党の基盤を支えている。 これだけ中央がゴタゴタしたら「もういい加減にしろ!」という気持ちになるのもよく分かる。(この点は申し訳ないと思う。) 
 
 が、しかし、麻生総理に物を言うことは「反麻生」ではない。 麻生首相と異なる見解を持つ議員には「愛党精神がない」という見方だとしたら、それも間違っている。 自民党は国民のためにあるのだ。 国民にとってマイナスだと思うことがあれば堂々と異論を唱えるのが(自民党国会議員として)当然ではないか!
 
 「決議文」を聞いた細田幹事長がこう答えたそうだ。 「きっちり締めるし、地元でも締め上げて欲しい!」 え? 締め上げて欲しいだって?! 政治家はそれぞれ選挙で国民の付託を受け、信念に従って行動している。 誠実でバランス感覚のあるあの幹事長が、党の同僚議員を「地元の皆さんで脅かして欲しい!」みたいなことを県連幹部に頼むだろうか?! きっと、何かの間違いだろう。
 
 細田幹事長、この「地元で締め上げて欲しい」というのは、「法案採決への造反を防ぐために働きかけて欲しい」という意味ですよね? この発言の真意は(公の場で)しっかりお尋ねしたいと思う。
 
 あ、間もなく高崎のアナウンス。 この続きは次回のブログで。 もう、書きたいことが多すぎて指が回らない!(苦笑) ああ、またスゴいズピードで書いた。 誤字、脱字の修正は後ほど。


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