2009年1月9日

 「(定額給付金は)貧しい人、困った人に渡す!」「高額所得者は受け取るべきではない!」という意味の発言を繰り返していた「麻生総理」が、ここに来て「給付金をもらう姿勢」に転ずるのが、なぜ危険なのか?! 理由はシンプルだ。 総理がブレると、国民が「リーダーとしての資質」に疑問を持ち、「この人についていって大丈夫だろうか?」と心配になるからだ。 そうでなくても、当初は「全世帯に配る」ことになっていた給付金の政策が、途中から「所得制限をするだのしないだの」の議論でゴチャゴチャになった。 国民は「この騒動」に辟易している。 この点は(残念ながら)「迷走」と批判されても仕方がない! 
 
 ましてや、一度は「(高額所得者が受け取るのは(?))さもしい!」とまで発言した総理が、「景気対策が主目的なのだから、やっぱり自分も受け取ることにしました!」などと言ったら、国民は「麻生総理の言葉はいかにも軽い!」と思うだろう。
 
 麻生内閣の人気が低迷しているのは、誰が総理になっても短期の解決策が見あたらない「未曾有の世界不況」に見舞われているとか、総理の目指す方向性(政策)が十分に国民に理解されていないといった理由だけではない。 麻生総理が「ブレる」(少なくともそう見えている)ことに、国民が不安を感じているのだ。
 
 「(給付金を受け取るかどうかは)これから決める」という麻生総理の発言の裏には、自分などでは想像もつかない「深謀遠慮」があるのかもしれない。 が、総理にはぜひとも「当初の姿勢」を貫いていただきたい! 「景気対策という面から細田幹事長の意見はよく分かる。国会議員もどんどん消費してもらうのがいい。が、総理である自分は(個人の心情で)受け取らない!もらうか辞退するかは、個々の政治家が判断すればいい!」 そう言ったらいいではないか!!
 
 「公務員の天下り」を許容するかのような政策は、もちろんマイナスイメージになる。 「渡り」の許容規定も何とかしてもらいたい!(苦笑) が、しかし、「公務員制度改革」の問題以上に「給付金をめぐる麻生総理の態度」は「内閣支持率を下げる」要因になる。 今週末には幾つかの主要メディアが世論調査を実施すると聞いた。 結果が心配だ。(ふう)
 
追伸:
1.「衛藤晟一参院議員」(元衆院議員)が、「天下りや渡りの禁止を推進する」勉強会(?)の立ち上げを考えているらしい。 「郵政民営化」の問題では意見が分かれたが、衛藤さん、好きだな! 勉強家だし、人情家で男気があるし!! 衛藤先生、「天下り問題」にメスを入れる会を作るなら、私も誘ってくださいね! 「いちメンバー」で構いませんから!(笑)

2.律儀な「柴山昌彦衆院議員」から電話があった。 柴山さん、インドから戻って来たら「何人か」で集まって相談しよう! 来週中に「動き」を起こしたほうがいい。

3.報道によると「甘利経済産業大臣」は給付金を辞退するらしい。 「その分(1万2千円)をポケットマネーでご家族に渡し地元の商店街で消費してもらう」方針だと聞いた。 よし! 自分も東京の会社に務めている甥と姪を「食事」に誘うことにしよう! 2人とも、彼氏か彼女を連れて来てもいいよ!(ニッコリ!) 「一太おじちゃん」がご馳走します。 予算は...1万2千円かな?(笑)


この直滑降レポートを応援していただける方は、blogランキングへ

target="_blank">「チャレンジャーに捧げる詩」の無料ダウンロードはmF247へ