2008年12月7日:パート2

 午後(夜の)7時30分。 高崎から東京に向かう新幹線からのレポート。 睡魔と戦いながらパソコンのキーボードを動かしている。

 先週、様々な場所で「複数の若手・中堅議員」と遭遇した。 政局の行方(麻生内閣の展望)について率直に意見を交わした。 「彼らのホンネ」は、以下のような会話に集約される。
 
議員A:「一太さん、地元を回りながらヒシヒシと感じます。麻生総理で選挙はとても戦えません!回りの議員も、皆、そう言い始めています!先のことを考えても、内閣支持率が反転する見込みはないですよね?」

山本:「うん。来年に向けて経済は更に厳しくなる。支持率はもっと落ち込むかもしれない!(ため息)でも、次の選挙は麻生総理で戦うしかないよ!2年間で「3人も総理が変わる」なんて世論的にも許されない!安倍政権以来、一度も国民の審判を仰いでいないんだから!しかも、麻生さんはオレたちが選んだ総理総裁でしょう?!ほんの2ヶ月ちょっと前に!(苦笑)」

議員B:「その理屈は分かる!が、もう一度、総裁選挙をやって新しい党の総裁を選び、組閣直後に選挙に突っ込むというのはダメかなあ?」

山本:「いや、もう一度、総裁選挙をやるなんて言った途端に『有権者をバカにするのもいい加減にしろ!』という大合唱になる。誰が新しい総理に選ばれても最初から大逆風だよ!」

議員C:「山本さん!それなら総裁選挙はやめて、党の両院議員総会で選ぶってのはどうですか?それなら国会日程への影響は最小限ですみますよ!」

山本:「そんなことしても、結果は同じだって!総理の人気がなくなったから(党の都合で)また顔を変えるという構図は変わらないもの!国民の目は誤摩化せない!」

議員A:「え?それじゃあ、内閣支持率が2割を切っても麻生総理で突っ込むということですか?!いくらなんでも無理でしょう!麻生内閣で選挙をやることのマイナスと、総理を新しい顔に替えることで生じる世論の反発と、どっちがダメージが大きいかですね。それをよく計算してどちらかを選べばいいんじゃないか、な!」

山本:「いや、でも、麻生総理にとって代われる人が、今の自民党にいると思う?」

議員B:「たしかに、なかなか見あたらない!が、仮に次の総裁を選ぶとしたら『優等生(普通の政治家)はダメだ!』という山本一太の意見は正しいと思う。非常時なんだから、過激で突破力のある政治家じゃないと務まらない!たとえば、渡辺喜美氏とか、河野太郎氏とか、初の女性総理というセールスポイントを持った小池百合子氏とか...」

議員C:「国会議員にこだわる必要はないんじゃないですか?来年の9月(任期満了)まで引っ張って、その上で宮崎県の東国原知事とか、大阪府の橋本知事とかを党の総裁に迎える。この2人のどちらかが自民党総裁なら、逆風を跳ね返せるかもしれません!」

山本:「それって、まるでキムタクのTVドラマ『チェンジ』みたいな発想だなあ!(苦笑)面白いけど、現実には無理...だよね!(笑)」

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