2008年11月25日:パート3

 毎晩の「情報交換スラローム」を通じて「様々な情報」に出会う。 福田総理の内閣改造をめぐる裏話、麻生政権誕生の経緯、党内実力者たちの確執...。 いつも思うのは「安倍晋三元総理は本当に優しい!」ということだ。 安倍内閣時代の「盟友たち」を(今でも)とても大切にしている。 
 
 「彼ら」を抜擢しただけでも十分に恩恵を施してると思うんだけどなあ。 何しろ、「側近」というより「勝手に応援団」の山本一太でさえ「大臣ポスト」に就けようとしてくれたのだ。 「優しすぎた」ことが仇になった面もある。 もう少し冷酷で、もう少し身体が丈夫だったら「名総理」(=本格政権)になったはずだ。(残念!)
 
 同郷の先輩でもある「福田康夫前総理」は「優れたバランス感覚」の持ち主だった。 体力も精神力も人一倍あった。 が、しかし、「私は人気がない!福田内閣では選挙が出来ない!」と思い込んでいたために(そんなことなかったのに)、大幅改造をした直後に総理を辞任するという「思いもかけない結末」に追い込まれてしまった。
 
 たった1年で政権を手放してしまった「2人の総理」の後に登場した「麻生太郎首相」に国民が期待したのは、「途中で責任を放棄しない強さ」であり、「大胆な決断力と行動力」だった。 群馬県の一太支持者の言葉を借りれば、「テレビ時代劇の暴れん坊将軍」みたいな役回りだった。 高貴な身分(?)でも町人と一緒に神輿を担ぎ、明るいべらんめえ調で問題にぶちあたり、解決していく「快男児」をイメージしていたのだ。 
 
 残念ながら、「明るくて、強くて、行動力のある」麻生首相のイメージ(魅力)は、国民に正しく伝わっていない! 高崎のある経営者がつぶやいていた。 「麻生さんがここまで優柔不断だとは思わなかったなあ。いつもフラフラしてるじゃないか!」と。
 
 次の選挙は「麻生総理の顔」で戦うしかない! 2年間で2人も総理が変わっているのだ。 しかも、安倍政権も福田政権も総選挙をやっていない。 来年9月の「任期満了」まで行くようなことがあればともかく、もう一度総裁選挙をやって総理を替えるなどということは世論が許さないだろう。(それだけで自民党への大逆風になる。)
 
 総選挙後に麻生内閣(?)が生き残れるか、それとも自民党が野党に転落するかは分からない。 が、短期間で頓挫してしまった2つの内閣、そして解散の時期を逸してしまった現在の内閣を見るにつけ、こう思わずにはいられない! 存亡の危機に立たされている「自民党」の次のリーダー(次の総理?)は、「調整型の優等生」や「逃げ足の早い臆病者」や「どっちつかずの八方美人」や「政策通おぼっちゃま」ではとても務まらない!! 政局の荒波に翻弄されて「これまでの政権」と同じ道を辿るだけだ。
 
 「3つの内閣」を見ながら確信した。 いったん下野するか?それとも政界再編を呼び込むのか? 「乱世のリーダー」は、反発を恐れずに信念を貫く突破力を持ち、党の利益ではなく国民の視点に立って行動出来る政治家でなければ務まらない、と。
 
 たとえば、党の会議で興奮のあまりコップの水をひっくり返してしまうような「頑固な熱血漢」とか、自民党両院議員総会(あるいは代議士会)で党三役を突き上げる勇気を持った「過激な改革派」とか、将来の動きを睨んで入閣を拒否する「華のある勝負師」とか...そうしたタイプでなければ絶対にダメだ!! 既存のレールの上で出世を重ねて来た「物わかりのいいエリート」なんて、次のリーダーとしては不適格。 100%、お呼びじゃない!(笑) 
 
 同僚議員の皆さん、そうは思いませんか?! 「危機の時代」に「当たり前の選択」は通用しない!! このことをしっかり胸に刻んでおきましょうよ!! 将来、次のリーダーを選ぶ場面に遭遇した時のために!!!
 
追伸:
1.本日の「総務会」で、ある幹部が言った。 「自民党のTVコマーシャルは全然ダメだ!民主党に負けている!」と。 自分はそうは思わない。 自民党(=麻生総理)の「新しいCM」はかなりカッコいい! 「政策」はいつでも発信出来る。 要は麻生総理の「強さ」や「行動力」をアピールするイメージ戦略が重要なのだ。

2.ここのところ「金融・経済のプロ」としての本領を発揮しまくっている「田村耕太郎参院議員」が、「一太さん、プロジェクトJ.で経済対策を出せませんかねえ?」と言って来た。 田村さん、ますは今週の会議で「新しいJ.の提言」を打ち出します! その後で方法を考えましょう!!
  

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