2008年10月15日:パート2

 午後(夜の)7時。 赤坂のカフェレストランでスパゲッティーを食べ終わった。 2人の友人とピッツアを食べに行く約束だったが、つい先ほど「お茶」に変更してもらった。 「会食」だと2時間近くかかってしまうからだ。 え、飲み物? 熱いミルクティーをお願いします!(ニッコリ)
 
 次のミーティングまで50分くらいある。 すかさず本日2本目のブログ(前回の続き)を書いちゃおう。 前回の「直滑降レポート」で、「内閣支持率が70%に達しているか、又は30%を下回っているという状況がない限り、党首の魅力や支持率は個々の選挙区(候補者)の当落をほとんど左右しない」と指摘した。 過去の「経験則」から言っても、これは明らかな事実だ。 すなわち、麻生太郎首相が「どちらが首相にふさわしいか?」という世論調査で、小沢一郎代表を2倍以上の数字でリードしていたとしても、(残念ながら)各選挙区で「麻生太郎首相=自民党候補」という構図にはならないということだ。 
 
 もうひとつ言っておきたい。 来年9月の任期満了選挙までに「選挙区の情勢調査」(候補者の支持率調査)が自民党にとって「これなら勝てる!」というレベルに達することは、ほとんどあり得ないと思う。 たとえば、自民党が財政出動の拡大等、地方や地域に手厚い政策を打ち出せば、「田舎」の票は増えるかもしれない。 が、その代わり、バラマキ行政を嫌う「都市部」の支持を失う。 
 
 その結果、何が起こるか? 世論調査で野党候補にリードを許している自民党議員(現職でも新人でも)は、「こんな状態では選挙はとても戦えない!先に延ばすべきだ!」と強硬に主張し続ける。 他方、その時点の数字で民主党候補を上回っている政治家は、「出来るだけ早く勝負に出るべきだ!」と言うに決まっている。 要するに、「300小選挙区及び比例区」の世論調査のデータを「解散すべきかどうか」の判断材料にした瞬間に、「選挙は任期満了まで打てない」という状況に陥るのだ。
 
 今日も複数のマスコミ関係者や同僚議員から同じ質問を受けた。 「一太さん。麻生自民党はどうやったら選挙に勝てると思いますか?」 次のように答えた。 「麻生首相は自民党にとって最後の切り札。あの強さと明るさが色あせないうちに勝負をやるべきだ!」 ひと息ついて続けた。 「こんな精神主義的なことを言うと笑われると思うけど、自民党が勝つ方法はひとつしかないと思う。それは、首相自身が自らの『潔さ』や『覚悟』を国民に示して、正々堂々と解散総選挙を打つことだ。『全力で闘って何があっても勝つ!万万が一、敗れるようなことがあれば潔く下野する!その後で政権を奪還すればいい!』その覚悟なくして、天下分け目の戦いを制することは出来ない!」 
 
 さらに説明した。 「小泉元総理がなぜあの郵政民営化選挙で誰も予想しなかった大勝利を収めることが出来たのか?改革路線の意義を有権者に理解してもらったからというより、小泉首相の『殺されてもこれだけは成し遂げる』という迫力や覚悟が国民の心を揺さぶったからでしょう?地元の若者がこんなセリフをつぶやいていた。『政治家って、ウソばっかりつく人たちだと思ってたけど、命をかけて何かをやろうという人がいるなんて知らなかった。小泉首相はカッコいい!初めて選挙に行って自民党と書きました!』と。」
 
 最後にこう付け加えた。 「最近、選挙区の有権者からよく言われる。『あのさあ。一太君。テレビなんかで偉い人の話を聞いていると、今選挙をやったら議席が減るとかなんとか、自民党はどうも潔くないねえ。麻生さんも意外と勝負出来ないタイプなんだ、な!』自分の目にも、なんかゴチャゴチャ理屈ばかり言って決着をつけようとしない自民党は、女々しくて、カッコ悪く見える。必要な経済対策を整え、国際貢献に関する民主党との差をあぶり出したら、年内にも進んで国民に信を問うべきだ。『世界的な金融危機が広がり、日本経済が大きな試練に直面している状況だからこそ、とてもあんな野党には任せられない!』そうアピールして戦いに突っ込んでいけばいいではないか!!死中に活!自民党(与党)が次回の選挙に勝つ(過半数を守り抜く)手段はこれしかない!私はそう思います!」
 
 年内に行われようと、年明けに延びようと、次回の総選挙が、自民党、いや個々の候補者にとって「生きるか死ぬかの」厳しい戦いになるのは避けられない! もう一度言うが、「これなら自民党が必ず勝てる」などという状況が現出することは絶対にない! しかも、(以前のブログにも書いた憶えがあるが)選挙情勢が「1週間でガラリと変わる」世の中なのだ。 自民党が勝利を掴むための唯一の戦略。 それは「桶狭間モード」だ!! あ、そろそろ行かないとマズい。 
 
 麻生首相が11月下旬(11月末?)の選挙を断行してくれますように!!
 
追伸:選挙の情勢は極めて厳しい。 が、勝つチャンスがないわけではない。 自民党最強の「集票マシーン」は「衆議院議員の後援会組織」なのだ。 それに、民主党候補にも「弱点」はある。 この件については、改めて(もう少し詳しく)書くつもりだ。 今は...書けない!(笑)
 

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