2008年10月6日:パート3

 所沢に向かう列車の中でパソコンを開いた。 これから(総裁選挙立候補のための推薦人集めに奔走してくれた)「6名の同志」の選挙区を中心に、日本各地を飛び回ることになるだろう。
 
 東京で、神奈川で、埼玉で、そして滋賀で「街頭演説」をやった。 遊説カーの前に立つ度に、「3年前のシーン」(郵政民営化選挙)が、昨日のことのように蘇って来た。 最初の2日間だけ遊説局長として小泉総理(当時)に同行し、その後は全国を応援に飛び回った。 都会だろうが、田舎だろうが、足を運んだ「全ての選挙区」の自民党公認候補のポスターには「改革を止めるな!」「改革推進!」などと書いてあった。 遊説カーの中で一緒にマイクを握った「全ての候補者」が「私は郵政民営化に賛成します!相手候補は反対です!」と叫んでいた。 あれから「3年」が経過した。
 
 「政権」が変わったのだから、「政策転換」があっても不自然ではない。 麻生首相は自民党国会議員と党員の圧倒的支持(党内民意)で誕生したのだ。 しかも、麻生内閣は「経済成長の重要性」や「財政再建路線」を否定しているわけではない。 が、しかし、都合のいい時だけ「小泉人気」を利用し、逆に調子が悪くなると小泉政権のせいではないことまで全て「改革の弊害」であるかのように喧伝する。 こうした昨今の自民党のムードは「何かおかしいんじゃないか?」と思わずにはいられない。 前回の「小泉ブーム」に乗らなかったらけっして当選出来なかったはずの人々が「構造改革を全面否定する」かのようなコメントをしているのを聞くと、思わずこう言いたくなる。 「あなたは一体誰のお陰で当選出来たんですか?!」と。
 
 あ、間もなく所沢駅。 続きは次回のレポートで。


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